米コインベースCOO、機関投資家にとって来年は「いい年」になる

Coinbaseヒリジ氏、市場が回復しているのは驚くべきことではない

「人々が怖がっている時に貪欲になり、人々が貪欲な時に恐れろ。」

という投資家ウォーレン・バフェット氏の名言を引用し、直近のBTC市場について「物事は決して見かけほど良くなく、悪くもない」と指摘する業界人がいる。

米大手取引所Coinbase(コインベース)のプレジデントであるAsiff Hirji(アシッフ・ヒリジ)氏が、弱気市場における同社の取り組みや、機関投資家の市場参入について語った。

収益は減はOK、クリプト業界全体の「技術革新」は進捗している

昨日報道されたCNBCのインタビューで、株式市場が低迷している中BTC市場が回復しているという事実は「驚くべきことではない」と考察したのは、同取引所でCEOに次ぐ影響力を持っていると言われる、ヒリジ氏。

多くのプロジェクトが市場に参加した今年は、以前とは比類だと表現できるくらいの技術革新が顕著になった年だったと振り返り、これからの市場回復は必然的だという。

出典:The Santa Claus rally has come for bitcoin, here’s what Coinbase’s president sees for crypto in 2019

ヒリジ氏がCOOも務めるコインベースは、圧倒的な北米ユーザー数を誇り、弱気市場の中でも機関投資家を対象とした資産管理サービスを展開するためにカストディアンとして認可されるなどコアビジネスの強化に努めてきた。

最近では、アイスランドを含む6ヶ国へ事業を拡大したことや、上場銘柄を増加させる意向を発表している。

☞コインベース、保守的な上場プロセスから多銘柄「積極採用」へ

これまで上場プロセスに保守的だった同社の方向転換は多くの仮想通貨メディアによって報じられ、リストラや従業員解雇が度々報道される現在の弱気市場で「取引量を上げるため苦肉の策なのではないか」という厳しい批判もされているが、それは「誤解だ」とインタビュー中にヒリジ氏は苦笑。

最近では「恐らく3000-4000銘柄存在するようになった」と推測するヒリジ氏は、その内の「200銘柄程は重要だろう」と主張し、それらを自社取引プラットフォームで積極的に取り扱う意向を示した。

また、市場が低迷したことでBTC取引量が減ったため同社の主要ビジネスがダメージを受け、「コインベースの企業規模の評価が下がっているのではないか」、というインタビュアーからの質問に対し、収益が減っていることを認めるものの、投資家は「長期目線」で同社へ投資していることをヒリジ氏は強調。

尚、かねてより噂されていたIPOについて、そのような計画は「直近ではない」と撥ね付け、主要ビジネスに注力するとした。

2019年は機関投資家にとって「いい年」になるか

機関投資家のためのステージは整っているか、というインタビュアーからの質問に対し、コインベースが計画している資産管理サービスへ数百に及ぶ機関が興味を示していることについてヒリジ氏は言及し、以下のように続けた。

「機関投資家は、正当な取引の場、資産管理において資格があるサービス、また流動性を必要とする。私たちは、高い流動性を確保し、規制を厳守し、また資産管理において最も資格があるといえる。機関投資家がクリプト製品に投資できるようにするために、多くのインフラを構築してきた。」

また、2019年は仮想通貨市場へ参入する機関投資家にとって「いい年になる」と付け加えた。

機関投資家の市場参入を予期するのはヒリジ氏だけではない。

リップル社CEOであるブラッド・ガーリングハウス氏も同様な見解を述べており、以下のように語っている。

「2018年に仮想通貨市場へ参入する機関投資家が増えると本当に思っていた。 しかし、実際にはそのような動きはごくわずかしかなく、私たちはそれを本当に見ていないと思う。 これは業界が成熟していないのが主な理由だと考えられるだろう。 だから(機関投資家が本格的に市場へ参入するタイミングは)2019年と予想し、来年を楽しみにしている。」

また、最近では機関投資家のビットコインのポジションが増加しているというデータも報告されている。

☞「仮想通貨」投資家はビットコインを買い増している!?最新リサーチ調査報告

既に市場参入を表明している著名米大学ファンドが他の機関投資家を呼び込み、「連鎖反応を起こす」という見解もある中、2019年のビットコイン市場に注目が集まる。

原典:‘It’s Not Surprising’ the Market Is Recovering Says Coinbase President Asiff Hirji

ここまでの内容と考察

米コインベース取引所のプレジデント兼COOであるヒリジ氏が、タイムリーな同社の取り組みや機関投資家の市場参入についてインタビュー中に言及したという、今回のニュース。

同社が予定しているカストディサービスに対し、機関投資家からの多くの関心があることには要チェックですね。

機関投資家は市場に参入するのか、という質問よりかは、それが「いつか」というのがホットになっている現市場ですが、2019年上半期には特に注目が集まっているようです。

☞敏腕投資家ノボグラッツ氏、「機関投資家が流入するのは来年Q1かQ2」

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☞BakktとFidelityが市場を救う!?機関投資家参入はもうすぐか

今回報道されたCNBCのインタビューに対し、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。

「200銘柄が重要…今?どれが」

実際にトークンが使用されることを念頭に置き多種銘柄を追加すると表明しているコインベースですが、まだまだ分散型アプリに対する需要は皆無に等しいのが今の現状。

機関投資家の市場参入だけでなく、やはり需要のあるサービスが増加することが市場成熟において何よりも重要かもしれませんね。

今年はもうすぐ終わりですが、来年も主要取引所の動向や仮想通貨スタートアップの動向に注目していきましょう!

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