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ロジャー・ヴィアー氏、彼をもう一度「詐欺師だ」と呼んでやる
- 2019/5/5
- 仮想通貨の最新ニュース
BCHを推奨することで知られるロジャー・ヴィアー氏の名誉毀損行為に基づいて、クレイグ・ライト氏が訴訟を提起したことをDecryptoが報じた。
米経済史Forbesに、業界全体として「無視するべき」と言わせる程物議を醸している、クレイグ・ライト氏。
nChain開発チームのチーフサイエンティストでもあるライト氏は、イーサリアム共同創設者ビタリック・ブテリン氏やBlockstream創設者アダム・バック氏を含む様々な業界人を名誉毀損で訴えている。
Decryptoの報道によると、ライト氏はまた新たな名前を訴訟リストに加えたようだ。
YouTubeに投稿した動画でライト氏を「詐欺師で嘘つき」と非難したことが名誉毀損行為にあたるとして、ライト氏は英ロンドンで開催されたイベントに参加していたBitcoin.com代表取締役のヴィアー氏へ訴状を送り届けたという。
ヴィアー氏:「イライラしている」
当業界を騒がせた昨年のハッシュ戦争の際に、ライト氏に「騙されたかもしれない」と発言していた、ヴィアー氏。
そんな同氏は裁判で戦う意欲を見せているものの、ライト氏が起こした訴訟に対して「イライラしている」という。
少しも心配していない。より自由な経済を世界にもたらす多くのツールを開発するために1人の開発者を雇うのではなく、訴訟にお金を費やす必要があることに対してイライラしている。
また、名誉毀損をアピールするようなライト氏の行為はBSVエコシステムの促進に繋がらないと指摘。
ライト氏を「詐欺師で嘘つき」とバッシングする動画を再び作製する、と続けた。
自称サトシに対しては批判的な元ビットコイン・ジーサスだが、BSVの上場廃止を軒並み決行するような取引所のあり方には疑問を持っているようだ。
良いことだとは思わない…市場を解放することで、世界を解放する。 BSV取引をしたいのなら、すればいい。
このコメントの背景には、バイナンス取引所やクラーケン取引所を始めとする複数の取引プラットフォームがBSVの取り扱いを中止したことが挙げられる。
これまで業界人に対して訴訟を繰り返してきたライト氏だが、一時は時価総額ランキングトップ5にもランクインしていたBSVの流動性の著しい低下は手痛い竹箆返しだったとも言えるだろう。
バイナンス取引所は「もぐり仲買店」
断固として自称サトシ・ナカモトを主張するライト氏による業界著名人への批判にフィルターはかからない。
例えば、先週公開されたFinderのインタビューで、同氏はサイバーセキュリティ専門家ジョン・マカフィー氏を「詐欺師ジョン」と連呼し、中指を立て侮辱。
また、バイナンス取引所は「資金洗浄のもぐり仲買店」だと述べ、その理由について以下のように続けた。
(取引所は)彼らのシステムを通して世界中からお金を汲み上げ、犯罪的なマネーロンダリングシステムであるテザーを使ってお金が銀行業界で迷子になるようにしてから手を引いている…これは、バイナンス取引所のようなものの本質だ。彼らはクラーケン取引所のような他の人たちと結びつき、準正当なものになれる。
さらに、バイナンス取引所は仮想通貨銘柄の上場に関するアナウンスメントで価格を釣り上げ、その後「short the crap out it (大胆にショートする)」と主張した。
BSVへ流動性を提供していた取引所を含める多くのプレイヤーを敵に回したライト氏だが、法の力でビットコインの生みの親であることを証明出来るのだろうか。
それとも、Forbesが指摘するように同氏の目的は「(サトシである)可能性を人々の頭に植え付け、彼ら自身で誤った結論に達することを可能にする」ために注目を浴びることなのだろうか。
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