歴史は繰り返す!?BTC価格は「1700-2200ドル」まで下落するか

歴史は繰り返す!?BTC価格は「1700-2200ドル」まで下落するか

一年以上弱気市場が継続しているものの、今年の5月くらいからは少しずつ市場が上向くようなサインが見られてると言われている、ビットコイン市場。

☞2019年から強気市場が始まる!?ブロック報酬の半減が重要な「鍵」か

しかし、短期的にはさらに歯を食いしばる必要があるかもしれない。

ファンダメンタルズ、テクニカル、そして歴史的解析で知られるBTC奨励家Murad Mahmudov (ムラッド・マムドブ)氏によると、BTC価格は1700ドルまで下落する可能性があるという。

春まで辛抱!?ビットコイン価格は更に低迷する可能性ありか

出典:@MustStopMurad ツイートからのスクリーンショット

マムドブ氏によると、特に「投げ売り」に焦点を当てた2014-2015年のデータを基に現市場を分析すると、BTC価格は2019年春までに1700ドルから2200ドルにまで値崩れする可能性があるという。

「もし歴史が韻を踏むならば、 春(おそらく4月)までに1700-2200ドルの底を予想できるだろう。」

ビットコイン市場の更なる低迷を示唆するのは、同氏だけでない。

例えば、ブルームバーグのアナリストはBTC価格が1500ドルまで下落すると昨年から主張しており、また最近ではCivic (シビック)社CEOのビニー・リンハム氏もそれが「3000ドルを下回る」という見解を明らかにしている。

強気市場は2019年下半期から!?

オンラインエイリアス「GalaxyBTC(ギャラクシーBTC)」として知られる仮想通貨アナリストによると、現BTC市場は「蓄積段階」に入っており、今年下半期には「新たな強気サイクル」に突入するという。

また、デルフィ・デジタル社も古くからのBTC保有者がビットコインを売り切ったことや投資家がBTCを買い増ししている最近のトレンドに注目し、このような動きが2014年末のBTC市場の動きに似ている、と報告している。

依然として弱気市場が継続しているBTC市場だが、春が来るのは近いのかもしれない。

原典:If History Rhymes, Bitcoin (BTC) May Bottom At $1,700: Crypto Analyst

ここまでの内容と考察

仮想通貨アナリストであるマムドブ氏がビットコイン価格が1700ドルまで下落すると述べたという、今回のニュース。

ちなみにですが、仮想通貨の長期的な可能性を主張しながらも、短期的な下落を示唆するのは同氏だけではありません。

☞BTC価格は3000ドルを割る!?ポンプリア―ノ氏「BTCにロング、銀行員をショート」

☞元AQRブラウン氏、クリプトは生き残るが市場回復までには「数年かかる」

また、ビットコインのファンダメンタルズ分析でも有名なマムドブ氏は、以下のようなツイートを挙げていました。

この図で興味深いのが、まず「価値の保存」手段として確立してからビットコインが「グローバル通貨」となること。

BTC開発は以前からセキュリティ面やガバナンス面に関して慎重なアプローチを取ることが強調されており、アルトコインに市場シェアを取られてしまうという懸念はあるものの、新たな金融インフラを構築するためには時間がかかるのは当たり前という姿勢が保たれています。

上図でも、BTCが世界的な通貨となるまでには40-50年かかると予想されていますよね。

実際にビットコインがそのような存在になるかは誰にも分かりませんが、まずは(次のフェーズでもある)ビットコインの金融方針やガバナンスモデルに関する知識共有が進んで行くといいですね!

これからもビットコイン市場の動きに注目していきましょう!

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