株式市場とは相関性なし!?ミラー氏「BTCはとても価値があるか、ゼロ」

ビットコインには、大衆を魅了するような「価値」はあるのだろうか。

クリプト業界人は、口を揃えて「ある」と言うだろう。

これまでのところ、を代替するような価値の保存手段や、中央銀行とは異なる金融方針のもと発行される通貨としての活躍が期待されてきたが、最近ではポートフォリオを多様化させるための「株式市場に影響されない資産」としても注目されているようだ。

☞相関性なし?株式相場暴落が仮想通貨市場に与える影響はいかに

このことについて、メリーランド州ボルチモアを拠点とするMiller Value Partners (ミラー・バリュー・パートナーズ)創設者であるビル・ミラー氏がCNBCのインタビューで言及した。

ミラー氏、ビットコイン信者ではなく「観察者」

「ビットコインが好きだ。なぜなら、それ(株式市場)とは関係がないから。」

上述のように語ったのは、仮想通貨を「興味深い技術実験」と呼び、投資家は「大胆に見捨てるべきではない」と発言したこともある、ミラー氏。

独自の基準で「価値」を定める投資家として知られる同氏は、人々がアマゾン社やグーグル社に懐疑的だったIT業界初期に、これらの株式を大量に買い込んだ「先見の明」のある人物として称賛されており、2014年に個人資産の1%をBTCへ割り当てたことでも知られている。

また、同氏の投資ファームは、BTC価格が史上最高水準を記録した2017年12月に、10億ドル分のビットコイン投資をしたことで昨年話題を呼んでいた。

(しかし、長期にわたる弱気相場を受けて、同ファームのBTCへの割り当ては大幅に縮小されたという。)

そんな同氏がビットコインを気に入っている1つの理由は、そのパフォーマンスが株式市場とは無関係であるからだそうだ。

「BTCは、株式や債券と統計学的な相関関係にないため、(ポートフォリオを)多様化するのに優れている。」

同氏によると、株式市場は昨年1月に最高水準を更新し、その後4-5週間下落した後、9月頃に再び上昇した。

一方、BTC市場は2017年12月にピークを迎えてから継続して低迷しているため、株式市場と相関性はない、と判断できるという。

「非常に短期的には、BTC市場は(株式市場)をリードするような形となっている。 ビットコインは、(2017年)12月にピークを迎えた52週間後に底を打ち、再び上昇し始めた。一方、株式市場はその後3〜4週間程底を打つことはなかった。そして、現在再び株式市場は上昇している。 相関関係が成り立つかどうか誰がわかるだろうか?」

また、ビットコインに肯定的なようにも捉えられる発言をするミラー氏だが、ビットコイン信者ではなく、「観察者」だと強調。

ビットコインには、多大なる価値があるかもしれないが、「ゼロ」になる可能性もある、と付け加えた。

機関投資家の市場参入が予期されている中、ビットコインは資産として多くの人から受け入れられるようになるのだろうか。

原典:Bitcoin Can Be Worth a Lot or Zero: Money Manager Bill Miller

ここまでの内容と考察

Miller Value Partnersのミラー氏が、ビットコインが株式市場と相関性がないことについて言及したという、今回のニュース。

米国を始めとする先進国ですら資産を一つにまとめておくのは「リスク」と言われている中、株式市場の影響を受けないビットコインはポートフォリオを「多様化」させるための一つの資産として注目されているようですね。

こちらのインタビューによると、同氏がビットコインに興味を持ったきっかけは、米ジャーナリストであるナサニエル・ポッパー氏の「Digital Gold (デジタル・ゴールド)」という本を読んだことや、同氏が尊重するベンチャーキャピタルリスト達がビットコインに「真剣だった」ことだそうです。

また、お金の歴史で技術革新が見られていないことや、概念が困難なのにも関わらず多くの人々がそれに注目したことも同氏の注意を引いたそうですが、最終的に同氏が投資をするまでに至ったのは、仮想通貨ウォレットXapo創設者兼CEOであるWences Casares(ウェンシーズ・カサレス)氏のアドバイスだったと言います。

「最も馬鹿なことは、失っても問題のない額以上の資金をビットコインへ投資することだ。なぜなら、ビットコインはゼロになる可能性があるからだ。次に馬鹿なことは、ビットコインに全く投資しないことだ。なぜなら、ビットコインは価格がこれからも上昇する可能性があるからだ。」

そして、資産の1%をビットコインへ回し、「取引をしないで放っておくべきだ」とアドバイスしたとのこと。

ベンチャーキャピタルのお金がBTC市場へ流れているのを踏まえた上で、このカサレス氏のアドバイスが最終的にミラー氏がビットコイン投資をする後押しをしたと言います。

また、同氏によると、ビットコインは米ドルのような世界の「基軸通貨」や円・ユーロを始めとする主要通貨を代替しなくとも、経済が安定しない国で使用される多くの通貨を置き換える可能性があるそうです。

ちなみにですが、「1%」という数字は、(資産の99.99%が仮想通貨だというバイナンス取引所CEOを除いて)よく業界人の中で推奨されている数字。

☞元AQRブラウン氏、クリプトは生き残るが市場回復までには「数年かかる」

ビットコインの価値が「ゼロ」になるかは誰にもわかりませんが、機関投資家がポートフォリオの1%をビットコインへ回し、放っておくだけでも市場は拡大するかもしれませんね。

これからも普及には様々な課題があるかもしれませんが、今後もビットコインに注目していきましょう!

▼Pickupニュース▼

BTC価格4000ドル突破、市場回復は「今年第2四半期」から!?

ビットコインETFは実現可能か?SECの4つの懸念とは

Civic代表取締役、BTC市場には「来るべき痛みがもっとある」

ついにシェイプシフト社も!?従業員の「3分の1」を解雇へ

ECB(欧州中央銀行)委員、仮想通貨は「完全なる戯言」

46万ドルのイーサリアム・クラシックが「二重払い」される!?

仮想通貨をどうやって「ちゃんと」評価する?NVT分析とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  

   

関連記事