BTC価格4000ドル突破、市場回復は「今年第2四半期」から!?

過去24時間で、ビットコインやイーサリアムを始めとする主要通貨が米ドルに対して比較的好調に推移した。

これは強気市場への転換へと繋がるだろうか。

弱気市場が一年近く継続していることもあり、多くの投資家から強気市場の始まりが待ち侘びられている、2019年クリプト市場。

BTC価格上昇を示唆するようなアナリストの発言も、最近では少しずつ増加傾向にある。

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しかし、今回の短期的な価格変動が強気相場を触媒するとは言い難いようだ。

BTC価格上昇、テクニカル・ファンダメンタルズ的には!?

主流メディアが弱気相場の継続を示唆する中、ここ数週間は3800ドルの水準をキープし安定した動きを見せていた、ビットコイン。

市場は依然として11月の水準から約43パーセント下回っているものの、多くのアナリストは緩やかな市場回復の兆候が見られるのは今年第2四半期になるだろうと予想しており、弱気相場は最終段階に入っている、と見ている。

また、エイリアス「DonAlt (ドン・アルト)」として知られるテクニカルアナリストによると、市場転換への過程においてBTC価格が短期的な強気相場の基盤を築くためには、4500ドルを超える必要があるという。

「月単位:依然として弱気。回復を試みるだけでも4500ドルを超える必要がある。週単位:これまでレジスタンスで反発していたものの、ようやく強気の勢いを見せるようになってきた。」

しかし、仮想通貨リサーチャーWilly Woo(ウィリー・ウー)氏がBTCネットワークを分析したところ、現時点では「長期的な動きをサポートするような取引量が見られない」という。

出典:@woonomicツイッター投稿からのスクリーンショット

今回の価格上昇は「弱気市場の早期終了」を示唆するという見解を持っていた同氏だが、実際にはそれは誤っていたと訂正し、ビットコインが長期保有のために蓄積され始めているという明白な兆候はない、と結論付けた。

ビットコイン価格は3000ドルを割る可能性もある!?

短・中期におけるビットコイン市場の下落を示唆するのは、ウー氏だけでない。

ビットコイン奨励家として知られるMorgan Creek Digital Assets創設者アンソニー・ポンプリア―ノ氏も、BTC価格が「3000ドルを下回る」と発言している。

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しかし、ビットコインの長期的なパフォーマンスを期待する声は依然として多い。

例えば、ブルビットコイン社CEO兼共同創設者である、フランシス・ポウリオット氏は以下のように発言している。

「価格は急速に上下するが、より高いレベルで付加価値を追加するような新しい人が市場で発見されている。投資家として、私はBTCネットワーク/エコシステム参加者の分布の末尾に焦点を当てる。スキン(個人的な関与)+魂、勢い、影響力、リソース、コミットメント、イデオロギー、ノード、また主権があるような活発的に働くトップの新しい人たちが重要。人々がビットコインに価値を与える。」

「拡張性問題」に対する解決策が続々と登場したり、仮想通貨格付け企業がビットコイン価格に強気な予想をしている中、今年のクリプト市場はどのような動きを見せるのだろうか。

原典:
Crypto Market Records Decent Gains But Bitcoin Has to Rise Above $4,500
Crypto Analyst Expects Bear Trend As Bitcoin (BTC) Surges

ここまでの内容と考察

ビットコイン価格が短期的に上昇しているものの、更なる下落が見られる可能性もあるという、今回のニュース。

ちなみにですが、ビットコインにおける強気市場と弱気市場は二年周期とよく言われており、今年5月頃から強気相場のトレンドが少しづつ見え始めるだろう、という予想もあるようです。

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また、仮想通貨アナリストとして知られるジョセフ・ヤング氏は、最近のトレンドについて以下のように発言していました。

「仮想通貨企業のCEOや投資家は、新しいタレントが市場へ流入しているという大きな成長要因のに対して非常に楽観的。開発者、ビルダー、経験豊富なエグゼクティブ、そして若い才能などが市場参加している。」

今年こそはより多くの仮想通貨製品が登場すると予想されていますが、果たしてそれは実現するでしょうか。

より多くの人が仮想通貨エコシステムへ関心を集めるきっかけとなるような、プロダクトの登場に注目していきたいですね!

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