ビットコイン新時代幕開け、「リキッドネットワーク」の全貌と将来性

ビットコインが新たな「マイルストーン」を達成したようだ。

ビットコインやブロックチェーン技術の開発を行うスタートアップBlockstream (ブロックストリーム)が「Liquid Networ (リキッド・ネットワーク)」をついにリリースした。

同技術には、主に以下のような利点があり、大口投資家、取引所、また金融機関がビットコインを使った匿名性の高い瞬時決済を行うことを可能にする。

迅速な取引:取引所間で瞬時にビットコインを送金することが可能となり、かつてないアービトラージを実現する。

効率性の向上:マーケットメーカーは、複数の取引所のBTC残高を減らすことによって、資本効率を向上できる。

高いプライバシー:システム内で転送されたBTC金額を他ユーザーが確認できない。

優れた信頼性:ビットコインを基盤として構築されたリキッドは高い信頼性を備え、ブロック生成は1分間隔で行われる。

アービトラージにも超便利!さらにプライバシーも向上

「リキッドは、世界中の取引所、ブローカー、マーケットメーカー、金融機関のニーズに対応するため、迅速で安全な匿名取引を提供する」

上述のように語るのは、ブロックストリームのCSOであるSamson Mow (サムソン・モウ)氏。

開発に3年が費やされた同ネットワークは、ビットコインの瞬時決済を実現しただけではなく、イーサリアムよりも性能が高いスマートコントラクを提供する。

そのため、リキッド・ネットワークのパートナーは、有価証券や法定通貨などをビットコインブロックチェーンで発行することが可能だ。

これは正に、「新しい時代の始まり」だとモウ氏は述べた。

そんなBTC市場参加者から期待されている同ネットワークは、ビットコインネットワーク上に構築された「サイドチェーン」から構成される。

(*サイドチェーンとは、メインブロックチェーンにリンクされた別のブロックチェーンのこと。)

パフォーマンスやスピードを損なうことなくビットコインを2種類のブロックチェーン間で交換できたり、メインチェーンには実装されていない高度な機能を装備することができるようだ。

リキッドは「中央集権化」されている?

満を持してリリースされたリキッド・ネットワークだが問題もあるという。

例えば、「P2P」でビットコインの小額・瞬時決済を実現することを目指す「ライトニング・ネットワーク」とは異なり、リキッド・ネットワークは、「中央集権化」されているそうだ。

それというのも、リキッドではサイドチェーンをまとめて管理する企業のグループをユーザーが信頼しなければならない。

この批判に対してブロックストリームは、

「同社を含む単一のネットワーク参加者は、リキッドネットワークを制御できない」

と同ネットワークの「完全なる中央集権化」を否定した。

また、ビットコインリサーチャーであるLucas Nuzzi (ルーカス・ヌゥッイ)氏は、リキッドの利点はその欠点を「大きく上回る」とツイート。

実際にも、ビットメックスやビットフィネックスを含める23の取引所が既にリキッド・ネットワークのパートナーに加わり、リキッド取引専用ウォレットをレッジャー社やトレザー社が採用する意向を示しているようだ。

ライトニング・ネットワークと共に、リキッド・ネットワークはビットコインの普及における重要な一翼を担うことになるだろう。

原典:The Launch of the Liquid Network

ここまでの内容と考察

ブロックストリームがリキッド・ネットワークをついにリリースしたという、今回のニュース。

ライトニング・ネットワークの開発が難航している中、リキッドがビットコインの普及を促進させるかもしれませんね。

リキッドのリリースが発表されたことに対して、ツイッター上では多くの歓声が上がりました。

「中央集権化」と言えども、リキッド・ネットワークに参加するのは自由で、ビットコインネットワークは今まで通り存在し続けることは確か。

この点では、他のアルトコインと大きく異なると言えるかもしれませんね。

今後も仮想通貨のキングの座に君臨するビットコインの開発に注目して行きましょう!

 

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