Zcashのアップデート成功、シールド(匿名)取引スピード増加!

主要仮想通貨のハードフォークが頻繁に行われる2018年下半期、イーサリアム財団も注目する匿名技術の開発を手掛けているプロジェクトもそれを着実に成功させたようだ。

匿名性に長けた仮想通貨Zcash(ジー・キャッシュ、ティッカー:ZEC)が、ハードフォークを無事完了させたことを公式ブログで告げた。

ハードフォークを実施したことにより、ZECの取引処理時間が90%短縮するだけでなく、匿名取引に必要とされるメモリー量も97%削減されるという。

取引スピード増!匿名取引の効率化を図る

「シールドされた(取引を匿名化にする)アドレスを普及することが、私たちの使命の核心だ」

上述のようなミッションを掲げ、取引履歴を公開するか・非公開にするか、という「選択肢」をユーザーへ与える、Zcash。

Monero(モネロ)やDash(ダッシュ)と並ぶ主要匿名通貨として多くのユーザーからの支持を得ている。

そんなプロジェクトが実施した「Sapling (サップリング)」と呼ばれる今回のハードフォークは、前述にもあったように、ZECの取引処理時間を90%短縮させるだけでなく、匿名取引に必要とされるメモリー量も97%減少させるという。

これは、モバイルアプリ、取引所、および店舗における同仮想通貨による匿名取引の普及を促進することが目的だそうだ。

しかし、現在のところ、匿名取引が可能だった過去のアドレスから、匿名取引専用の新しいアドレスへ送金額を明かすことなく資金を移動することはできないという。

今回のハードフォークに関して、ZcashチームメンバーであるElise Hadmon(エリス・ハドモン)は、

「Zcashの2回目の誕生日に実施したハードフォークは、オープンで、許可を必要としない、プライベートな決済システムの普及実現するのに一歩近づける」

とハードフォーク成功を祝った。

匿名通貨が取引所から敬遠されることが多い今日、Zcashが今後どのようにユーザーベースを確立させるかに注目が集まる。

原典:Privacy Crypto Zcash Goes Live With ‘Sapling’ Network Hard Fork

ここまでの内容と考察

匿名通貨Zcashがハードフォークを実行したという、今回のニュース。

マイナーに対するマイニング報酬の一部をプロジェクト運営費に回すという、あまり見かけないガバナンスを採用している同プロジェクトですが、弱気市場の中でも開発はしっかりと進められているようですね。

コインチェックで以前扱われていた銘柄ということもあり、日本ユーザーからのサポートも多いZcash。

今回のアップグレードに関して、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。

日本仮想通貨交換業協会が完全に匿名通貨の扱いを取り止める方針を明らかにしている中、果たして日本で匿名通貨の需要は増加するでしょうか。

やはりDashが積極的に行っているような、匿名通貨の「商用利用」の増加が重要かもしれませんね。

今後も匿名通貨の開発や普及に注目していきましょう!

 

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