コインチェック、史上最大のハッキングを乗り越え新規口座開設再開!

取引所ハッキング、規制強化、また投資家へ課せられる多額な税金などから、すっかりと冷え切っていた日本仮想通貨市場に刺激を与えるようなニュースが舞い込んだ。

大手みなし交換業者コインチェックが、新規アカウント開設を再開すると発表した。

第二章の幕開け、コインチェックの再チャレンジ

セキュリティの脆弱性を突かれたことにより約580億円分の仮想通貨がハッキングされ、日本仮想通貨市場へ多大なる影響を及ぼした、コインチェック。

自社資金で流出額を補填できたものの、同取引所から流出した仮想通貨NEM(ネム)は、完全に資金洗浄されたと報道されている。

そんな大失態を冒した同取引所は、原因究明、業務改善、経営管理態勢及び内部管理態勢の改善をこれまで図ってきたという。

また、インターネット証券大手マネックスグループによって買収されたことをきっかけに、ガバナンスや経営体制を再構築。

「日本円の出金」や「仮想通貨の出金・売却」などのサービスも、半年以上に渡って段階的に再開してきた。

そんな失地回復を目指すコインチェックが、満を持して「新規口座開設」と「一部仮想通貨の入金・購入」を再開する準備を整えたという。

尚、本日(10月30日)から開始されるサービス内容は以下となる。

・新規口座開設

・一部仮想通貨の入金
入金再開対象となる仮想通貨:BTC、ETC、LTC、BCH

・一部仮想通貨の購入
購入再開対象となる仮想通貨:ETC、LTC、BCH(BTCの売買は当初より停止を行なっておりません)

果たしてコインチェックは、一度失った投資家の信頼を取り戻せることはできるのだろうか。

一世を風靡したコインチェックの第二章の幕開けに、多くの仮想通貨ユーザーが注目する。

原典:新規口座開設、一部仮想通貨の入金・購入再開のお知らせ

ここまでの内容と考察

コインチェック取引所が、新規アカウン開設やその他のサービスを再開したという、今回のニュース。

利便性の高いビットコイン取引所やユーザーフレンドリーなUIを誇ることで、沢山の投資家に支持されていたコインチェック。

昨年末(2017年)の強気市場を共にしたことで、同取引所へ思い入れが少しばかりある方も多いのではないでしょうか。

また、元CEOである和田晃一良氏によるハッキング後の会見や、NEMを巡るホワイトハッカーの取り組みなど、この一件は今後も日本仮想通貨市場で語り継がれていくかもしれませんね。

そんな同取引所による今回の新規口座開設再開の発表に関して、ツイッター上では以下のような様々なコメントが挙げられていました。

サービスが再開されるコインチェックですが、それは依然として秘密鍵を含めた顧客の資産を全て管理するという、「中央集権型」の取引所。

過去に大規模なハッキングを受けたこともあり、将来的にはユーザーが資産を自己管理できる「分散型取引所」へ移行するなんてこともあり得るかもしれませんね。

今後も日本を代表する取引所の一つであるコインチェックに注目していきましょう!