中国国家発改委、電気消費量が問題なマイニングは「禁止されるべき」

仮想通貨規制を強化している中国で、マイニングが禁止される可能性があるようだ。

中国の最高経済計画機関の一つが、制定されれば全ての地元マイニング施設が閉鎖される可能性のある規則改訂の「草案」を提出した。

今回の報道に対して、ビットコイン市場は全く反応を見せず、また仮想通貨コミュニティも中国政府によるマイニング規制を危険視していないようだ。

NDRC、ビットコインマイニングを「撤廃カテゴリー」へ

中国政府が奨励、制限、そして禁止すべき産業がリストされる「Catalog for Guiding Industry Restructuring(産業再編指導用カタログ)」を改訂するための提案書をNDRC(中国国家発展改革委員会)が発表した。

出典:Catalog for Guiding Industry Restructuring

South China Morning Postの報告によると、「禁止または完全な禁止」が推奨された産業活動リストの草案に仮想通貨マイニングが含まれていたという。

2005年に中国内閣により制定された規則によると、エネルギーの浪費や環境汚染を起因している見なされる産業が「撤廃カテゴリー」の産業に含まれる。

これらの産業への「投資」や「ローン」は禁止され、また規制当局は電力コストを強制的に引き上げることで特定事業を閉鎖させることが認められるという。

尚、この草案に関して5月7日まで公開聴聞を通じて意見が収集された後、最終版が公開&有効化される。

1998年に正式に発足したNDRCは、中国政府の国務院を構成する行政部門の1つであり、その主な役割は経済改革の戦略と政策の研究と計画だ。

2005年から「産業再編指導用カタログ」を発行しており、奨励される(または禁止する)べき専門分野を地方自治体へ情報提供し、2011年、2013年、2016年に改訂版がリリースされている。

中国マイニング中央集権型が「分散化」されるか

低電力コストに恵まれていることからもマイナーの「メッカ」となっている中国でマイニング事業が禁止される可能性があることを示唆する今回の報道だが、クリプトコミュニティはそれに動じていないようだ。

それというのも、中国政府が「マイニング禁止」を示唆するのは、今回が初めてではない。

☞中国のマイニング規制の影響で、大手マイナーの海外進出が加速

また、米コーネル大学エミン・ガン・シアー教授は以下のようにツイッターで発言している。

「中国がPowマイニングを禁止するからといって、マイニング機器の製造が禁止されるわけではない。ビットコインの終わりを意味しない。」

今夏に向けてマイニングファームが本格的な準備を開始していることが報道されている中、今後の中国マイニング市場の動きに注目が集まる。

原典:China, home to the world’s biggest cryptocurrency mining farms, now wants to ban them completely

ここまでの内容と考察

NDRCが中国でマイニングが禁止になる可能性を示唆する草案を提出したという、今回のニュース。

最もマイニングが盛んな中国でマイニングが禁止されるという内容の報道は過去にも幾つかありましたが、今回はどのような判断が下されるか注目ですね。

前述にあった、ビットコインマイニングが「エネルギーを浪費」しているという中国政府の見解ですが、「マイニングの電力消費量が何と比べられているかが定かでない」という業界人が多いです。

☞ビットコインマイニングは金鉱採掘よりも「20倍」安い!?

ちなみにですが、ビットコイン報酬の半減が始まるおよそ一年前である現在、中国マイナーは夏にむけてマイニング機器を配備していることが報道されています。

また、マイニングの収益性を考えても、3000ドルというBTC価格が重要な価格帯となっているようです。

☞夏がチャンス!?中国マイナーは「中古マイニング機器」を買い増し

今後も中国の仮想通貨規制やマイニング市場の動向に注目していきましょう!

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