クリプト冬来たる、韓国取引所大手Bithumbが従業員50%解雇へ

「クリプト冬」とまで言われるようになったこの長期で蔓延る弱気市場は、ブロックチェーン新興企業にとってはタフなものだ。

直近でも、ネム財団を始めとする様々なプロジェクトが大規模なリストラを発表している。

そんな中、キムチプレミアムという言葉があった程仮想通貨に熱狂的だった韓国市場の大手取引所にも厳しい寒気がやって来たようだ。

韓国取引所大手ビッサムが、従業員数を最大50%削減する計画を立てていることをCoindeskが報じた。

退職を希望している!?「それとは別に」取引量減少も

Bithumb公式ページ

310人規模のビッサム取引所の関係者によると、退社する従業員の大部分は既にそれを希望していたという。

「自主退職は元従業員のための支援プログラムの一部であり、就職支援と訓練を提供することを目的としている…それとは別に、取引量は前年比で減少しているため、内部的な対策を講じようとしている。 今後も様々な新規事業に人員を配置していく。」

今回の同社の決断は、長期で蔓延る弱気市場に適応することを余儀なくされている他のブロックチェーン企業と同様な「苦渋の選択」だったとも捉えられる。

それというのも、コンセンシス、コインベース、シェイプシフト、ネム、ビットメインなどを含める数多くの主要クリプト企業はこれまでに大規模なリストラを発表した。

イーサリアム・クラシック主要開発チームに至っては、財務状況の悪化が原因でプロジェクトを打ち切っている。

☞主要ETC開発チーム、資金が足りなくプロジェクト打ち切りへ

しかし、「リストラ」は必ずしも後ろ向きなことばかりではないかもしれない。

クリプト冬は新興市場におけるスタートアップとしての立場を「再認識をするいい機会だ」と捉えるコンセンシス社CEOのジェセフ・ルービン氏は、以下のように語っている。

Will Ethereum Exist in 10 Years? – Co-Founder Joe Lubin

「私たちを成長させた、無駄がなく勇気のあるスタートアップの考え方を保たなければならない。」

☞ConsenSys、パフォーマンスが悪いプロジェクトを「排除」へ

また、弱気市場によって多くのプロジェクトが脱落していることは「良いこと」だと主張するBitwise社グローバルリサーチ責任者であるマット・ホーガン氏も、以下のようにその理由を説明した。

「インターネットで起こったことと同じだ。多くの優秀な人材を惹きつけ、エコシステム内の開発への資本や関心をもたらした…面白いことがそこから生まれる。しかし、やはり2018年は困難な年だった。私は(ビットコインが)次のドットコムだと思う。ドットコムバブルはPets.comのようなサイトを作り出したが、それはまたアマゾンを生み出した。」

☞仮想通貨インデックスファンド、「95%のクリプトは苦しんで死ぬ

インターネットバブル後に出現したアマゾンのような仮想通貨プロジェクトの出現に注目が集まる。

原典:Crypto Exchange Bithumb to Reduce Staff By Up to 50%

ここまでの内容と考察

韓国最大級の取引所であるビッサムが従業員を削減するという、今回のニュース。

「クリプト冬」が終わり、春が来るまでにはもう少し時間がかかりそうですが、果たしてどの仮想通貨プロジェクトがアマゾンのように生まれ変わるのでしょうか。

仮想通貨に続くようなブロックチェーンの「キラーアプリ」まだ見られていない中、これからが楽しみですね。

ちなみにですが、Reddit創設者であるオハ二アン氏は「クリプト冬」について、以下のように発言していました。

「今がクリプト冬であることは間違いでない。しかし、私の友人であるコインベース取引所CEOであるブライアン・アームストロング氏は”これは暗号技術革新の春だ”と言っていた…今がCrypto Winter (クリプト冬)であることは間違いでない。しかし、私の友人であるコインベース取引所CEOであるブライアン・アームストロング氏は”これは暗号技術革新の春だ”と言っていた。」

また、クリプト市場における強気市場と弱気市場のサイクルは「4年周期」という業界人の見解もあるようです。

☞厳冬期を抜けられるか、「4年周期」で動く仮想通貨市場

最近では資産運用大手フィデリティが機関投資家を対象とする「資産管理サービス」を開始しているなど、弱気市場の中でも着実に進捗しているクリプト業界ですが、大衆が日常的に仮想通貨を使用する日は来るのでしょうか。

最初の一歩で躓かないようにするために、やはり仮想通貨に関する「教育」は非常に重要なのかもしれませんね。

☞NewEconomies創設者が語る「ブロックチェーン企業が必要なコミュニケーションついて」

今後も仮想通貨市場の動きに注目していきましょう!

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