主要ETC開発チーム、資金が足りなくプロジェクト打ち切りへ

弱気市場が多くのクリプト関連企業の財務状況を悪化させていると言われている中、「苦渋の選択」を強いられているスタートアップが続出している。

イーサリアム・クラシック主要開発チーム「ETCDEV」の創設者兼CTOであるIgor Artamonov (イゴール・アルタモノブ)が、プロジェクトを打ち切ること意向を明らかにした。

主要開発チームが離脱、「財務状況」が悪化が原因!?

「ここ数週間、私たちは運営資金を提供することに苦しんできた。 これは市場の下落と、同社の財務状況悪化が原因。私たちは、エコシステム内の投資家だけでなく、外部の投資家に(資金提供を)訴えた。 それに加えて、コミュニティ基金も募ったが、いずれも短期的な資金を確保するまでに至らなかった。」

上述のように発表したのは、ETCDEV創設者兼CTOであるアルタモノブ氏。

プロジェクト運営費を確保することができなくなったため、ETCDVを打ち切ることに踏み切ったという。

尚、イーサリアム・クラシック開発チームはETCDEVだけでなく、以下を始めとする残りの開発チームはプロジェクトを中断するとは発表していない。

IOHK – 数学や科学技術を中心とするエンジニアや開発者のグループ。 ETC関連の同チームの取り組みとしては、Daedalus(ダイダラス)ウォレットに簡単に接続できる「Mantis (マティス)」が挙げられる。

ETC Labs – サンフランシスコとシンガポールにオフィスを構え、ETCプロジェクトへ資金、業界コネクション、オフィススペースを提供。

ETC Cooperative – ETCプロジェクトへ開発、マーケティング、コミュニティマネジメントにおける資金を提供する。

Ethereum Commowealth – クラシック・イーサ・ウォレットのメインテナンスを含む、複数のブロックチェーンプロジェクトに取り組みをしている。

仮想通貨プロジェクトにとっては「辛抱の時」!?

ETCDVに限らず、数多くの仮想通貨関連企業が財務状況の悪化を報告している。

例えば、2016年から稼働しているブロックチェーン技術を基盤とするソーシャルメディアSteemit (スティーミィット)は、大規模なリストラを決行すると発表。

>>Steemitの従業員70%以上がクビ、弱気市場が影響か

また、イーサリアムエコシステムを促進する著名ブロックチェーンスタートアップのConsensys(コンセンシス)も、組織大改革をこれから行う方針を明らかにしている。

>>ConsenSys、パフォーマンスが悪いプロジェクトを「排除」へ

さらに、仮想通貨マーチャントバンクのGalaxy Digital (ギャラクシー・デジタル)は、毎月17億円の損失を出していることが最近の報告した。

>>ConsenSys、パフォーマンスが悪いプロジェクトを「排除」へ

クリプト企業にとって辛抱の時間が続く中、果たして多くのスタートアップはこの弱気市場を乗り越えることができるのだろうか。
原典:Leading Ethereum Classic (ETC) Development Team Shuts Down Operations Due to Funding

ここまでの内容と考察

ETCDVのアルタモノブ氏が、運営費を賄えないためにプロジェクトを打ち切ったことについて発表したという、今回のニュース。

イーサリアム・クラシック開発チームはETCDVだけではありませんが、少なからず同仮想通貨のエコシステムへ今後影響するかもしれませんね。

ツイッター上では、スタートアップに関して以下のような声が挙げられていました。

「ICOプロジェクトの失敗率は、通常のスタートアップのものと変わらない。もしこれに耐えられないのなら、スタートアップの資金調達を諦め、その権利を中央集権型の少数へ渡すべきだ。しかし、(資金調達に参加する)権利はオープンで、分散化された資金調達でも、勝利は保証されていない。」

ちなみにですが、通常の新興企業の9割り近くが失敗すると言われています。

様々な仮想通貨プロジェクトが苦渋の決断をしているのは、弱気市場の影響だけでなく、定期的な収益を上げることが困難なスタートアップの全てが直面するような問題と言えるかもしれません。

業界人全員にとって大変な時期かもしれませんが、これを乗り越えられるプロジェクトが本物。

今後も従来のインフラを抜本的に改善するような、業界を大いに盛り上げるプロジェクトを暖かく応援していきましょう!