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史上初、SPiCEトークンが「規制されたプラットフォーム」で取引開始!
- 2018/12/1
- 仮想通貨の最新ニュース
「大波が来る」と多くの専門家が口を揃えているものの、普及するにはまだ時間がかかると見られている、セキュリティトークン。
各管轄下の法律を厳守しながら有価証券などをトークン化する同トークンは、ICOで販売されるトークンよりも規制面で明確であり、より多くの投資家を惹きつけるだろうと言われている。
>>SWARM 創設者が語る「証券がトークン化する新時代の幕開け」
そんな中、ベンチャーキャピタルSPiCE VC(スパイスVC)が発行したセキュリティトークンが、OpenFinance Network(オープン・ファイナンス・ネットワーク)に上場することが発表された。
これによりSPiCEトークンは、米国の規制された取引プラットフォームで取引される最初のセキュリティトークンとなった。
史上初!「セキュリティトークン」がついに一般人の手に
昨年シンガポールに設立され、「STO (セキュリティトークンオファリング)」を通じて約1500万ドル(約17億円)を調達することに成功している、スパイスVC。
株式、不動産、また商品に至るまで資産クラスをトークン化することで、トークン価値を実世界の資産で裏打ちし、それの保有者へその資産の所有権が与えられる「セキュリティトークン」にどのVCよりも先に目を付けた、先見性があり優秀なプロジェクトだ。
そんなスパイスVCが発行したトークンである「SPiCEトークン」が、米国で規制されたオープン・ファイナンス・ネットワークへ上場することが決定した。
スパイスVC共同創設者であるTal Elyashiv(タル・エリアシブ)氏は、
「SPiCE VCの投資家は10〜15年間は、(エグジットまで)拘束されないい。投資家が投資するのはトークンであり、デジタル契約のように考えてほしい。それらは証券であり、トークン所有者にポートフォリオのパフォーマンスに対する経済的権利を与える。 したがって、イグジットがある場合、純収益は比例的な方法ですべてのトークン所有者に分配される。」
尚、同VCのもう1人の共同創設者であるAmi Ben David (アミ・ベン・デイビット)氏によると、米投資家以外の投資家は来週月曜日からSPiCEトークンを取引可能な一方、米投資家は2019年3月まで待たなければならないとのことだ。
セキュリティトークンの大波は、実はもうそこまで迫っているのかもしれない。
原典:Global VC firm’s token to trade on U.S.-regulated trading venue
ここまでの内容と考察
SPiCEトークンが、ついにアメリカの規制された取引所へ上場するという、今回のニュース。
一般人が簡単にセキュリティトークンの取引ができるようになるため、多くの人がこれをきっかけにセキュリティトークンの存在を知ることになるかもしれませんね。
ツイッター上では、デイビット氏が以下のようなコメントをしていました。
This tweet by @OpenFinanceIO is history in the making…
First security token, SPiCE VC token, traded in a regulated trading platform, OpenFinance Network.
Not a test, not an erc-20 without regulation enforcing – this is the first live, regular people trading security tokens. https://t.co/GWbbMbq3nO
— Ami Ben-David (@amibendavid) November 28, 2018
「これはテストではなく、規制されていない(よくICOで使用される)ERC20でもない。一般人がセキュリティトークンを取引する最初の取り組みだ。」
ちなみにですが、ナズダックのチェアマンであるRobert Greifeld (ロバート・グライフェルド)氏もセキュリティトークンに可能性を見出しており、既にセキュリティトークンプラットフォームへ移行する計画を明らかにしています。
>>ビットコイン救世主、「ブロックチェーン革命のポテンシャルは何よりも大きい」
果たして日本でもセキュリティトークンに関する取り組みが活発になるのでしょうか。
今後も、これから市場拡大が期待されているセキュリティトークン市場に注目していきましょう!
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