「革新的な思想家」ビタリック、スイス大学から「名誉博士号」受賞

イーサリアムのビザンチウムハードフォークが実装、価格は上昇

歴史に名を刻むであろう若き天才が、ビジネスだけではなく学術機関からも注目を浴びている。

イーサリアム共同創設者であるVitalik Buterin(ビタリック・ブテリン氏が、スイス最古の高等教育機関であるバーゼル大学から「名誉博士号」を授与された。

革新的な思想家ビタリック、大学中退でも名誉博士号獲得!

「非常に創造的かつ革新的な思想家であり、業界初期からデジタル革命を形作る上で重要な役割を果たしている。」

上述のようにイーサリアム 創設者を称えたのは、1460年に設立されたスイスの教育機関である、バーゼル大学。

ブテリン氏に名誉博士号を授与した同大学の経済学部は、同氏が「分散化とデジタル革命参加における平等な権利を促進することに貢献した」ことや、「仮想通貨、スマートコントラクト、および制度的なデザインの開発」における功績を称えるという。

同氏による仮想通貨業界への貢献や努力が認知されたのは、今回が初めてではない。

例えば、 イーサリアムプロジェクトのホワイトペーパーリリースされてから2ヶ月後の2014年11月に、フェイスブック創設者Mark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏を抑え、ITソフトウェア部門で「世界技術賞」を受賞。

また、同氏は10万ドル(1000万円)のシーエル奨学金を同年に受け取っており、その直後にカナダの大学を中退している。

この当時の決断について、以前同氏は以下のように述べていた。

「2012年にウォータールー大学に入学したが、2013年にクリプトプロジェクトへ週30時間を費やしていることに気付き、中退した。 その後、世界中を行き来し、多くのプロジェクトを調査したところ、それらが特定のアプリに固執しており普遍的でないことに気が付いた。これがイーサリアムの誕生だ。」

また、同氏の才能はITジャイアントからも注目されており、例えばGoogle社は今年初旬に非公開のブロックチェーンプロジェクトにおいて、同氏を雇うことを試みている。

しかし、同氏はオファーを断念し、イーサリアム開発に注力することを選んだようだ。

イーサリアムプロジェクトだけではなく、仮想通貨業界を盛り上げる同氏のこれからの取り組みに、世界が注目する。

原典:500-Year Old Swiss University Makes Vitalik Buterin an Honorary Doctor

ここまでの内容と考察

イーサリアム創設者のブテリン氏がバーゼル大学から「名誉博士号」を授与されたという、今回のニュース。

まだ20代半ばという若さの同氏がこのような功績を上げていることには、本当に「脱帽」ですね。

コミカルで皮肉なコメントが多いことでも有名なブテリン氏ですが、以下のコメントをリツイートし、共有しています。

「ビタリック!これは、世界で初めて仮想通貨のたわ言による博士号だ!おめでとう!」

イーサリアムの拡張性が解決されるまでには後数年かかると言われていますが、果たして同プラットフォームは今後も競合していけるでしょうか。

>>イーサリアム創設者ブテリン氏、過去に失敗したアイデアを歌う!

また、ETHトークンには「価値がない」という厳しい批判もありますが、イーサリアム市場は今後どのような動きを見せるのでしょうか。

「分散化」を常に念頭に置く同プラットフォームの取り組みに、今後も注目していきましょう!