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ロシア国有銀行、ブロックチェーンが使われ始めるまで後「1-2年」
- 2018/11/17
- 仮想通貨の最新ニュース
物流業界や世界貿易など様々な業界における従来のインフラを、「変革する」だろうと期待されている、ブロックチェーン。
最近では、日本大手ソニーがデジタル著作権管理システムに関するブロックチェーン製品発表するなど、少しずつ大企業による同技術の採用が垣間見れる中、果たしてそれがインフラとして確立するまで、後どれくらいかかるのだろうか。
ロシア国有銀行のCEOによると、それまでに「後数年かかる」という。
ブロックチェーン普及はいつ!?「まだ準備ができていない」
「ブロックチェーン技術の誇大宣伝は終了し、産業発展の段階に入っている。業界規模で実装されるようになるには、後1〜2年かかるだろう。」
上述のように語ったのは、露Sberbank (スバー銀行)のCEOであるHerman Gref (ハーマン・グレフ)氏。
同技術の「未熟さ」を踏まえた上で、それの大規模な商用利用に対して、市場は「まだ準備ができていない」という。
同氏がブロックチェーン技術の普及を語るのは今回が初めてではなく、詳細については言及しなかったものの、先月の初めに「3〜5年後には準備が整うだろう」と発言している。
スバー銀行、ブロックチェーン技術開発に本腰
グレフ氏が2007年からCEOを務めるスバー銀行は、他の主要銀行や金融機関と協力して、ブロックチェーンに関する実証実験に積極的に関わっている。
昨年12月、同銀行はロシア連邦独占禁止サービスと提携し、ブロックチェーンにデータや文書を転送することに成功。
今年6月には、Alfa Bank(アルファ銀行)と協力して、個人投資家向けの仮想通貨の投資オプションをテストした。
また、今年9月にNSD(国定預金預託機関)と提携し、ICOトークンの発行に関する実証実験に成功。
そして、先月に大手電力会社Rosseti(ロセッティ)の顧問となり、ブロックチェーン解決策のテストを支援することを発表している。
最近では露中央銀行が独自のステーブルコインを発行すると報道されている中、同国でブロックチェーン技術の開発を牽引するスバー銀行に注目があつまる。
ここまでの内容と考察
スバー銀行CEOが、業界レベルでブロックチェーン技術が普及するには後1-2年かかると発言したという、今回のニュース。
最近では、IBM始めとするIT大手がブロックチェーン技術に関する取り組みが頻繁に報じられるものの、実際それが「一般的」となるまでには、まだ少し時間がかかるのかもしれませんね。
ブロックチェーン技術の普及に関して、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。
早くブロックチェーン技術普及しないかな。そもそもそういうプラットフォームが普通にあれば純粋に楽器分だけのお金のやり取りが出来る。スマートコントラクト?でそれまでの取引とか記録されてたら広告とかじゃなくてAIが勝手に受信者の好みのアーティスト出してくれるし著作権問題もおこならない。
— 喜 (@nemuiyou19) 2018年11月13日
地域通貨は地方復興のため、重要なツールです
かつては偽造コスト等、技術面の難点から普及が難しかったですが、ブロックチェーンにより、その欠点が補えるかもしれません https://t.co/089pvVv4RG— himizukei (@himizukei) 2018年11月5日
ブロックチェーンが普及したら、社会はどのように変化するのでしょうか。
銀行のビジネスモデルやサービス内容は、従来のものと大きく異なるかもしれませんね。
また、「ブロックチェーン技術」という言葉がバズワードになっている最近、どのようなブロックチェーンが企業によって使われるのかについても注目したいところですね。
>> Optherium創設者が語る「銀行がポケットに入る次世代について」
今後もブロックチェーン技術の普及について、注目していきましょう!
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