日本人8人逮捕、日本発仮想通貨「マルチ商法」で83億円集金

Twitter上で偽アカウントや取引所のハッキングを装うなど、多種多様な手口が見られる、仮想通貨詐欺。

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そんな中、日本警視庁生活経済課が、「米投資会社SENER(セナー)」という架空投資ファームによる運用を装い、主にビットコインを使って約83億円集金した男8人を金融商品取引法違反の疑いで逮捕した。

金融庁への登録なし、「マルチ商法」を駆使したビットコインによる集金

金融商品取引業の登録がないのにも関わらず、国内や海外在住の顧客約6千人から出資を受けていた架空企業、セナー。

同社は、月利3-20%を提示することで投資を募っていたが、今年6月に配当の出金を停止していた。

また、違法に集金された総額の約83億円の内、約9割以上が仮想通貨だったという。

さらに、「被害対策弁護団」によると、同社は元本保証をした上で先物投資などによって資金を増加させると勧誘。

実際に、出資を行った人には他の人を勧誘するよう求め、いわゆる「マルチ商法」を行っていた。

尚、今回逮捕された8人はいずれも勧誘員であり、そのうちの6人は容疑を認めているものの、残る2人は否認しているようだ。

クリプト規制が強まる風潮にある日本で、さらに規制当局の警戒心を抱かせるような一件となった。

原典:違法に出資募り83億円集金か 旅行会社代表ら8人逮捕

ここまでの内容と考察

仮想通貨を利用し、マルチ商法を行っていたセナー社の関係者8人が逮捕されたという、今回のニュース。

極めて不快な報道ですが、仮想通貨が普及するとこのようなことに関し、細心の注意を払うことが必要かもしれませんね。

仮想通貨詐欺や犯罪をどのようにしたら防ぐことができるでしょうか。

やはり投資家のレベルがアップするしかないのでしょうか。

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今後も国内外の仮想通貨詐欺について警戒していきたいですね!