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LTCブロック報酬半減が無事に完了へ、「デジタルシルバー」の次のステップは?
- 2019/8/6
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ライトコイン(LTC)のブロック報酬が、1,680,000ブロックを境に半減したことで、LTC価格が一時的に100ドルを上回った。
かねてより話題となっていた2019年のライトコインのブロック報酬半減が無事に完了したようだ。
LTC価格は一時的に100ドルを上回り、約14%以上の上昇を見せたものの、執筆時では96ドル付近で推移している。
市場も好反応、LTCハルビング完了
ライトコインのマイニング報酬が半減された(=ハルビング)結果、以前はブロック生成をすることで25LTCを獲得できたマイナーは12.5LTCしか受け取れなくなる。
これは、LTCネットワークのバグではなく、予め定められたライトコインの金融方針の一つだ。
同ネットワークはマイニング報酬を840,000ブロック毎に半減するように設計されており、今回のハルビングはブロックが1,680,000に達した8月5日に行われた。
LTCのブロック報酬半減に対して市場は強気な反応をみせ、LTC価格はハルビング直後に100ドル以上まで上昇した。
尚、次回のハルビングは本日(2019年8月6日)からおよそ1457日後(約4年後)となる2023年8月2日に予定されている。
LTCの次の展開は?
ライトコインの生みの親チャーリ・リー氏は、かねてよりLTCに匿名取引機能を追加することに積極的な姿勢を示している。
Fungibility is the only property of sound money that is missing from Bitcoin & Litecoin. Now that the scaling debate is behind us, the next battleground will be on fungibility and privacy.
I am now focused on making Litecoin more fungible by adding Confidential Transactions. 🚀
— Charlie Lee [LTC⚡] (@SatoshiLite) January 28, 2019
代替不可能性は、ビットコイン&ライトコインにないサウンドマネーの唯一の特性だ。拡張性の議論を終えた今、次の戦場は代替可能性とプライバシーになる。
リー氏によると年内に(ハードフォークではなく、「ソフトフォーク」を実施することで)ライトコインへプライバシー機能が追加されるそうだ。
ライトコイン財団は今年2月からBeamと協力し、「Mimblewimbleプロトコール」を採用することでLTC取引におけるプライバシー保護を向上させる取り組みを開始している。
BTCコミュニティでも匿名取引が話題となっている中、ライトコインにおける匿名機能実装はビットコインを先駆けるものになることが予想される。
ライトコインがビットコインに先駆けて新機能をテストすることは多く、例えばライトコインは2017年5月に1秒未満で0.00000001LTCをチューリッヒからサンフランシスコへ「ライトニングネットワーク」を介して転送することに成功した。
世界的に仮想通貨規制が強化されている中、数多くの業界人が予期する匿名取引を巡る「次の戦い」に注目だ。
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