ついにFRB議長パウエル氏も!?ビットコインは「ゴールドのような投機資産」


今月11日に米上院銀行委員会で証言した連邦準備制度理事会議長ジェローム・パウエル氏が、ビットコインとゴールド(金)を比較した。


 
 
 
 
大統領がBTCをバッシングするツイートをした同日に、FRBのボスは思いがけない発言をしていたようだ。

今週木曜日に開かれた米上院銀行委員会で証言した連邦準備制度理事会議長ジェローム・パウエル氏によると、価値の保存手段として注目されているビットコインは「ゴールドのような投機資産」だという。
 


 
 
クリプトが準備通貨になる可能性あり!?
 
世界のお金の中心となっている米ドルだが、そのようなステータスが今後も継続するかはわからない。

パウエル氏によると、米ドルが基軸通貨として扱われていることは米国にとって大きなアドバンテージとなっているが、「中・長期的」には財政的な問題を対処する必要性が生まれるという。
 

(米ドルが)準備通貨であることには長所と短所がある…潜在的なコストの一つとしては、皆が流動性が最も高い資産を好むため、市場原則の影響を受けない…また、長い間一つや二つの準備通貨が選ばれるものだ…その場合は、持続可能な財政方針を立てる必要があるが、私たちはそうしていない。

 
また、「仮想通貨が世界で普及した場合に、従来の準備通貨の必要性が減るまたは置き換えられるか」という米上院銀行委員会チェアマンからの質問に対して、パウエル氏は「あり得る」と返答した。

しかし、現時点で仮想通貨の広範囲な普及が見られないことを指摘し、ビットコインは支払い手段ではなく「価値の保存手段」として使用されていると主張。

さらに、ビットコインは「ゴールドのような投機資産」だと言い添えたが、仮想通貨が将来的に準備通貨となる可能性を否定せず、仮にそれが実現する場合は「米国が多くの異なる通貨を持っていた時代に戻る」と述べた。

FRBトップとしては信じ難いようなコメントを残したパウエル氏に対して、当業界からは驚きの声が多い。

例えば、「ドロップ・ゴールド」というゴールドからビットコインへの移行を推奨するキャンペーンを行なっているDCG社のCEOバリー・シルバート氏は、次のようなツイートをした。

 

ついにここ迄来たか。連邦準備制度理事会の議長がビットコインとゴールドを比較した。皆さん、これが今起こっている。

 
昨年10月に元FRB議長がビットコインを批判したことを覚えている人は多いかもしれないが、現議長の発言からも業界外からの仮想通貨全般に関する認識には着実な変化が見られると言えるだろう。

現時点では中央銀行がクリプトを準備通貨として実際に貯蓄し始めるどうかはわからないものの、これからのビットコインの普及拡大に注目だ。

 
 


 
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