ビットコイン市場占有率上昇、「宝くじのような」アルトコインとは?


BTC市場占有率の高まりや米トレーダーに対する取引所へのアクセス制限が開始されることから「アルトコイン冬」が示唆されるようになった昨今、今年BTCに対して価格が5,000%以上上昇している銘柄があるようだ。


 
 
 
 
想通貨は「宝くじのようなもの」だと元IMFチーフ経済学者であるケネス・ロゴフ氏が2018年12月に発言したことを覚えている人は多いかもしれない。

仮想通貨は「無価値」と全面否定することで知られるロゴフ氏だが、「現時点では考えられない理由で莫大な価値になる非常に小さなチャンス」があるとも述べていた。

実際にも、ロゴフ氏が述べたように詐欺が多く、投機色が強く、またリスクも非常に高い仮想通貨投資だが、一攫千金を実現した人も少なからずいると言えるだろう。

例えば、仮想通貨の取引量で世界トップのバイナンス取引所が発行した「バイナンスコイン(ティッカー:BNB)」の価格は、ICO時の0.15ドルから(執筆時点で)27.91ドルまで上昇した。

しかし、最近では法的な位置付けが依存として多くの国々で定かでないアルトコインへの投資に対する不安が募っている。

例えば、著名取引所が米国ユーザーへのサービスを制限することから一部の専門家からアルトコイン冬の到来が示唆されていたり、またアルトコインが普遍的に上昇することに対して批判的な声も挙がった。

アルトコインに対する不安は市場にも如実に反映されており、時価総額ランキングトップ10にランクインしている多くのアルトコインのBTCに対する直近1ヵ月のパフォーマンスは、次のようになっている。
 

出典:コインコーデックス

 
このようにブルーチップアルトのパフォーマンスが決して望ましくない中、時価総額の小さいアルトコインで今年唯一無二の上昇を見せている銘柄が存在する。

BTC市場占有率が高まっている2019年の仮想通貨市場で、「Egretia (ティッカー:EGT)」はビットコインに対してYTD(2019年1月1日-現時点)で5,000%以上の上昇を見せた。
 

出典:コインコーデックス

 
シンガポールに登録されたEgretia財団の支援を受ける同プロジェクトは、公式サイトによると「世界初のHTML5ブロックチェーンエンジンとプラットフォーム」の構築を目指すという。

LINKやLEOなどの著名アルトコインを大きく上回るパフォーマンスを今年見せたEGTだが、世界中から注目を浴びるような報道は一切されていない。

また、特筆すべき点としては、EGT取引量の90%以上を占めるOKEx取引所は、同取引所全体の取引量90%以上を偽っていることがかねてより報道されている。

尚、現在のEGT価格は今年7月5日の最高値から約47%減少した0.052ドルだ。

 
 


 
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