XRPは可能性大!?金融コンサル企業CEO「クリプト市場は5000%拡大する」

機関投資家の流入を促進するような報道が増加傾向にある今日、仮想通貨市場の将来性に関して前向きな見解も増えている。

世界的な金融コンサルタント企業deVere Group(ディベア・グループ)のCEOであるNigel Green(ニーゲル・グリーン)氏が、仮想通貨市場が今後10年間で5000%以上拡大するというエネルギッシュな発言をした。

しかし、同氏はビットコインの市場占有率がこれから減少する、と見込んでいるようだ。

仮想通貨市場はこれからも成長!しかし、ビットコインは?

「ビットコインは、仮想通貨革命を始動させ、世界中で行われる取引、ビジネスのあり方、資産管理の方法を変化させた」

前述のように語るのは、国際的な金融コンサルティンググループのCEO、グリーン氏。

同氏によると、仮想通貨時価総額全体が2028年までに5000%以上増加し、その成長率は今後も引き続き上昇し続けるという。

また、一般投資家や機関投資家が法定通貨から仮想通貨へ移行するという動きが最近少しずつ見え始め、今後数十年でその勢いは激化すると主張した。

しかし、ビットコインが今後も仮想通貨の「キングの座」に居座れるとは限らないそうだ。

昨今の金融革命におけるビットコインの役割を称賛した上で、ビットコインの市場占有率は今後10年間で減少すると同氏は語り、その理由として以下のように続けた。

「仮想通貨の普及が拡大するにつれて、民間部門と公共部門の両方の組織によって、ますます多くの仮想通貨が発行されるだろう。これは、ビットコインの市場シェアを縮小させる。」

また、ビットコインが競合できないような高度な技術の出現により、市場シェアが奪われる可能性もある、と付け足した。

XRPとETHの将来性


出典:CoinMarketCap

イーサリアムの時価総額を今年数回抜き去っている仮想通貨「XRP」に関して、グリーン氏は、

「XRPは、銀行や他金融機関との統合に重点を置いていることから、今後数年間でビットコインのシェアを圧迫する主要なデジタル資産の1つになる」

と前向き。

また、トークンの存在理由が最近問われているイーサリアムに関しても、「プラットフォームの需要が増加している」とコメントするなど、同氏は将来性を見出しているようだ。

低迷する2018年仮想通貨市場だが、実は「方向性の失い」を示しているのではなく「嵐の前触れ」なのかもしれない。

原典:DeVere CEO: Crypto Market to Increase by 5,000% in Its Second Decade

ここまでの内容と考察

ディベア・グループのCEOであるグリーン氏が今後10年間で仮想通貨市場が大幅に拡大すると発言したという、今回のニュース。

イーサリアム創設者がこれと真逆のような発言をする中、金融プロであるグリーン氏は仮想通貨市場の将来にポジティブですね。

そんな様々な議論が日々行われているビットコインの将来性ですが、ツイッター上では以下のような声が挙げられています。

果たしてビットコインの「投機」というユースケースが減少し、大衆に普及するような利便性の高いユースケースが注目を集め始めるのはいつになるのでしょうか。

ビットコインウォレットに最初にBTCが入った時のあの「感動」を上手く伝えることがカギかもしれませんね!

今後も長期的な目線でビットコインやアルトコインの普及について考えていきたいですね!