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ビットペイCEO、仮想通貨の「爆発的な普及」までは後3-5年か
- 2018/12/18
- 仮想通貨の最新ニュース
10年後には数十億人がビットコインを使用するだろうと業界人がエネルギッシュな発言をしている中、実際に人々が仮想通貨を日常的に利用するようになるまでには、どれくらいかかるのだろうか。
ビットコインATM市場の急成長や、ETHアドレス数の増加など、少しずつクリプトエコシステムの拡大が見られる最近だが、規制面や技術面の課題に加え、そもそも仮想通貨の絶対的な「価値」を大衆が見出せるかはわからない。
しかし、クリプト決済サービス企業ビットペイ社のCEOによると、仮想通貨の普及は一般的に言われているよりも早いという。
全ての資産がブロックチェーンでデジタル化される!?普及までは5年以下か
「以前は10年と言っていたが、レストランや小売店でクリプト決済ができるまで3〜5年程かかると思っている。誰もが店でブロックチェーン決済ができるようになると期待している。」
このようにCNBCのインタビューで述べたのは、ビットペイCEOであるStephan Pair (ステファン・ペア)氏。
クリプトユーザー数が「クリティカルマス」に達するまでにはどれくらいかかるのかという、インタービューアーからの質問に対し、3-5年という強気な見解を明かした。
(*クリティカルマスとは、製品などが広く普及するために必要だとされる最低限の普及率のことを指す。)
また、かねてより大きな話題となっているビットコインETFの採用が仮想通貨の普及を加速化するか、という質問に対し、同氏はそれがクリプト業界の「全てではない」と述べ、歴史的に考えるとより広範囲なクリプトの普及が価格を押し上げるだろうと指摘。
さらに、同氏は従来のデータベースがブロックチェーン技術へ変換されるだろうと予想した上で、仮想通貨だけに限らず米ドルやユーロを含める「資産がブロックチェーン技術を基盤としてデジタル化される」とビットペイ社は将来を見越していると続けた。
憶測ではなく「利便性」が価格を押し上げる!?
また、同氏は仮想通貨の投機面と利便性に関して、次のようにインタビュー中に述べた。
「価格の大部分は確かに憶測で成り立っているかもしれない。 投資家はこの技術における将来を憶測している。 しかし、価格のわずかな部分は実用性であり、ビットペイ社が焦点を当てているのは、価値のある製品を顧客に提供することだ。」
投機的な側面が依然として強い仮想通貨だが、実際に活用できるような何かしらの価値を提供するクリプトが今後の市場拡大に大きく貢献していくのかもしれない。
原典:Bitpay CEO Stephen Pair Believes Mass Crypto Adoption is 5 Years Away
ここまでの内容と考察
ビットペイCEOが、仮想通貨の本格的な普及までには後3-5年かかるだろうと発言したという、今回のニュース。
約1年間にわたりより多くの企業が決済手段として仮想通貨に興味を持ち始めたものの、直近の大幅な市場急落は仮想通貨の商用利用に悪影響を及ぼしているとよく言われていますが、果たしてクリプトで日常的な決済が多くの人によって行われるような日は来るのでしょうか。
キャッシュレスの普及ですら少し遅れをとっている日本では、何か大きなパラダイムシフトが必要かもしれませんね。
ちなみにですが、米大手取引所コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏は、今後5年で10億人が仮想通貨を使用するようになるだろうと発言しています。
☞Coinbase社CEO、「5年で仮想通貨利用者は10億人を突破する」
仮想通貨の普及に関して、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。
Adoption isn’t a game where we wake up one day and have millions of users.
It’s a long and hard process.
Each conversation about $crypto spurs it.
Each new wallet opened inspires it.
Each transaction sent is a catalyst for it.
Play your part, no matter how big or small. 🙏
— Nye (@CryptoShillNye) December 14, 2018
「普及は、ある目覚めたら数百万人のユーザーがいるようなゲームではない。長期で困難が伴うプロセスだ。
仮想通貨に関する会話がされる度に、それが進められる。
新しいウォレットが開かれるたびに、それがインスパイアされる。
取引がされる度に、それが触媒する。
何かあなたができることをしよう、それが大きくとも小さくとも。」
規制面、技術面、また商品面から考えても課題はまだまだあるかもしれませんが、今後も仮想通貨の普及に注目していきましょう!
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