- Home
- ビットコイン奨励家Tim Draper氏、「危機はチャンスだ」
ビットコイン奨励家Tim Draper氏、「危機はチャンスだ」
- 2018/12/6
- 仮想通貨の最新ニュース
「1500ドルまで下落するのではないか」という、更なる急落を示唆する予測をブルームバーグアナリストが報告したことでも話題となっている、ビットコイン。
>>Bloombergアナリスト、BTC価格は「1500ドル」へ向かう
しかし、シリコンバレーに本拠を置く伝説のベンチャーキャピタリスト、Tim Draper (ティム・ドレイパー)氏は、「いずれBTC価格が25万ドルへ達する」という強気な姿勢を保っているという。
ドレイパー氏、クリプト市場へ参入する絶好のチャンスは「今」
「私は常に危機をチャンスに捉えており、(ビットコインを)そのように見ている。いつでも仮想通貨市場に入るには良い時だ。先進的な考え持っている人なら、(ビットコインが)単純により優れている通貨であると考えるだろう。世界がそれを採用するのも時間の問題。法定通貨で行えること全てがビットコインで出来るようになったら、それが始まるだろう。」
上述のように発言したのは、2014年からビットコインへの投資を始め、現在でも約40000BTCを売却せずに保有していると言われている、ドレイパー氏。
同氏によると、最近幾度か確認されているビットコイン市場の急落は、「単なる変動」だという。
また、直近の市場の動きは、市場サイクルの「副産物」であり、外部からの弱気圧力によるものでないかと主張。
さらに、人類にとって例え大きな価値を持っているとしても、革新技術には大きな変動が伴うとした上で、現在の弱気相場は「将来の仮想通貨ユーザーになるには絶好のチャンスだ」と述べた。
BTC価格は、いつか必ず「25万ドルへ達する」
ドレイパー氏による仮想通貨の強気発言は、法定通貨を始めとする従来の金融インフラの「欠点」が議論の真髄となっていることが多い。
例えば、法定通貨の米ドルは最終的に価値がなくなると同氏は発言している。
>>市場規模は400倍に!?米著名投資家が語る「大波の予感」
また、それを代替するような仮想通貨の利便性に関して、2.5%から4%の料金を請求するクレジットカードよりもクリプト決済の方が大幅にコスト効率が良いことを同氏は指摘。
他にも、仮想通貨が中央銀行の支配下にないことについて言及しており、クリプトユーザーは「インフレや人間性の欠陥にさらされていない」と発言している。
このような従来の金融インフラの問題を踏まえた上で、いずれ必ずBTC価格が25万ドルに達すると同氏は予想しているようだ。
同氏が指摘するように、果たしてBTCに対するドルの強さが今後失われていことになるのだろうか。
原典:Tim Draper Doubles Down On $250,000 Bitcoin (BTC) Prediction, Cites Global Adoption
ここまでの内容と考察
伝説ベンチャーキャピタリストであるドレイパー氏が、ビットコインの将来性について語ったという、今回のニュース。
法定通貨の欠点を踏まえると、同氏が示したように仮想通貨という新たな通貨の「オプション」があること自体にとても意義があるように感じられますね。
中央銀行を始めとする従来の金融インフラを批判するのは同氏だけでなく、例えば英国会議員のブルーム氏は、米国中央銀行の影響力を厳しく批判しています。
また、ドレイパー氏が「通貨」としてのビットコインの使い道をアピールしている一方、それにおける「価値の保存」としての将来性を見出す金融経験者も多いです。
>>元JPモルガン執行役員、ビットコインは「デジタルゴールド」へ
基本的に投資家がどのような「価値」を見出すかにより、
・通貨 (待望の瞬間到来!BTCでコカ・コーラを購入できる自動販売機誕生)
・価値の保存手段 (元JPモルガン執行役員、ビットコインは「デジタルゴールド」へ)
・詐欺 (ウォール街のベルフォート氏、「投資家は洗脳されている」)
・ポンジスキーム (元イスラエル首相、ビットコインは「ポンジ詐欺」)
などと呼ばれる、ビットコイン。
10年間存在する同分散型デジタル通貨ですが、果たして今後人々はどのようにそれを評価するようになるのでしょうか。
もう一度ビットコインの価値を考えてみるのも面白いかもしれませんね。
>>絶対に知っておきたいビットコインの「本当の価値」とは、元NSA内部告発者が語る
今後もビットコインの普及やそれに対する大衆の意見に注目していきましょう!
⇒世界的な金融大手「Fidelity」や「Nasdaq」はクリプト資産に強気!?
⇒Bloombergアナリスト、BTC価格は「1500ドル」へ向かう
⇒主要ETC開発チーム、資金が足りなくプロジェクト打ち切りへ