再度の挑戦、CBOEがビットコインETF申請再提出へ

仮想通貨エコシステムへ機関投資家の資金を流入させ、クリプト市場の流動性を高めると期待されている、ビットコインETF。

しかし、最近ではそれが年内に実現する可能性は低い、という声も少なからずある。

☞米アナリスト、年内にビットコインETFが承認される「チャンスなし」

そんな中、VanEck/SolidXによるビットコインETF申請を取り下げていたCboe (シカゴ・オプション取引所)が再びそれをSEC(米国証券取引委員会)へ提出した。

再チャレンジ。最終判断は今年10月か

SECから審査期間を何度も延長され、来月27日に最終判断が下されるはずだった、VanEck / SolidXのビットコインETF。

Cboe BZX取引所へ上場予定があるため業界人からの期待が大きかったものの、米国政府の閉鎖を理由に拒否される可能性を回避するために同ETF申請は取り下げられていた。

こうした背景の下、CboeがETF申請を再提出したことが今週木曜日に明らかになった。

現在のところ、同申請は「Federal Register (連邦官報)」に登録されていないため、申請内容の変更は明らかになっていない。

尚、申請内容が公表された時点でSECは「最長240日」の間に判断を下さなければならない。

今回のCboeの発表に関して、法律事務所Kobre and Kimの弁護士ジェイク・チャービンスキー氏は、 SECの最終判断は今年10月頃になると予想し、以下のようにツイートした。

「現時点で私が言えるのは、新しい申請が古いものよりも成功する可能性が高いということだけだ。 」

ビットコインETFが実現するまでにはもう少し時間がかかるかもしれないが、VanEck/SolidXによるビットコインETFの取り組みは規制を遵守しながらの着実な一歩となるだろう。

原典:Cboe Resubmits the VanEck/SolidX Bitcoin ETF Proposal for SEC Approval

ここまでの内容と考察

Cboeが再びビットコインETF申請をSECに提出したという、今回のニュース。

業界からの期待度が高い同ETFですが、今年下半期には要チェックですね。

今回の発表に関してツイッター上では以下のような声が挙げられていました。

「SECは、240日の最終期限までに物事を承認しようとはしない。承認されるかどうかは、今年第4四半期にのみに判明できるだろう。」

2017年から話題となっているビットコインETFですが、今年中に実現するでしょうか。

仮想通貨規制を強化している米規制当局はビットコインETFに慎重な姿勢を見せている中、今後も当業界の様々なインフラ整備の進捗に注目していきたいですね!

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