「HODL」、ビットコインの伝説を作った男がついに当時を語る

クリプト業界で最も有名な伝説の一つの起源が、ついに明かされた。

ビットコイン市場が暴落していた2013年12月に、「I AM HODLING (私は、ホドリングしている)」という(スペルが間違った)タイトルの書込みが公開された。

トレーダーを散々侮辱した後「自分がなぜBTCを保持しているか」ということについて説明した投稿者だが、(文章構成や間違ったスペルから考えて)明らかに泥酔した状態。

そのことからこの書き込みはBTCコミュニティで大きな話題となり、英語圏では「HOLD(ホールド)」ではなく「HODL(ホドル)」が仮想通貨を保有することを意味する動詞として使われるようになった。

このような背景がある中、この「HODL伝説」を作った男にクリプトメディアCoindeskがインタビューをすることに成功したようだ。

I AM HODLING
史上最も下手くそなトレーダー?HODL伝説の始まり

「これは、あなたに遡ることができる当業界の大きな一部であり、あなたに会えたことにとても興奮している。非常に興味深いビットコインの歴史の一部のようなものだ。なぜなら、それはとても”純粋”だったから。間違ってこれを受け止めて欲しくないが、あなたは必ずしも物語の一部になろうとしていなかったという事実がある。 インターネットで拡散したり、名声を得たり、お金を儲けたりするような投稿をするつもりではなく、当時あなたはただ感情を爆発させていただけ。それはとても魅力的で美しいことだ。」

このように述べたのは、仮想通貨掲示板Bitcointalkで「I AM HODLING」と題された投稿をした男性を見つけ出し、実際に当時の書き込みを同男性に読ませることに成功したCoindeskの記者。

Coindeskレポーター(右)、The History of HODL & Bitcoin’s Best Worst Traderからのスクリーンショット

YouTubeで公開されたドキュメンタリーのフォーマットで撮影されたインタビューでは、BTCトレード史上「最もトレードが下手」な同男性が、完全に泥酔しながら書いた皮肉を多く含んだ投稿をした当時について、Coindeskが差し入れた7.99ドルのウィスキーを飲みながら振り返った。

速度の遅いスマホアプリやAPIを使用してトレードをしていた、と語る同氏によると、当時は「売り注文が通った時には、既に買い注文をしたくなる」ようなことが多かったという。

また、ビットコイン市場の「投機」について以下のように考察した。

「私がビットコインを買った理由は、ホワイトペーパーだ…投機だけのものとして扱うのは良くないと思う。(そのような見解は)”価値の保存”として見なすようにする。それは、正方形の釘が、丸いアナへ打ち込まれているような感じに思える。(ビットコインは)あるものとして考案され、違うものへと変えられた。」

しかし、同男性が書き込みをした理由には、BTCトレードと投機に関する不満以外にもあったようだ。

「酷かった。自分の部屋に戻って飲み始めた…彼女が友達とバーに行っていいかと聞いてきたから、いいよと言った…私はこの部屋で完全に孤独になり、彼女に居て欲しかったが、彼女は国の反対側に居た。しかも、彼女が楽しい時間を送っている一方で、私は雨の中一人で飲んでいた。書き込みをしている時に、机の上に顔伏せながらタイピングしていたのを覚えている。」

Coindeskのインタビューに応じたものの、当時の書き込みを読むことを最初は拒んでいた同男性。

しかし、Coindesk記者はそれを読んでほしい理由について、以下のように述べた。

「(書き込みを)読んでほしい。読んでもらえなかったとしても、例えそれがこの取材の一部に入らなくても、それを読むのを聞きたい。とてもクールで、面白い。」

尚、以下がCoindesk記者が実際に読ませることに成功した当時の書き込みだ。

「最初にタイトルをタイピングした時に間違ったことを知っていたので、2回打った。でもまだ間違っている。そんなのはどうでもいい。彼女がレズビアンバーで遊んでおり、BTCが暴落している中、なんで私がまだBTCを保有しているかって?教えてやるよ。なぜなら私が悪いトレーダーで、そうだと自分でもわかっているからだ。どうせ良いトレーダーは高値と安値を見つけ、ピット、パット、ピフィ、ウィング、ウォン、ウァンという感じで100万ドルくらい問題なく稼げるだろう。同様に、(ビットコインの)握りの弱い人は、”下落しているから売らないと”なんて焦る(笑)。その後、よく知っている賢いトレーダーが買い戻していることを知ると、彼らは”この嫌な奴め!”と罵る。でも知ってるか?私はそんなグループに所属していない。トレーダーが買い戻すとき、私は既に時価総額の一部であるため、誰がズルしているか、俺じゃなくてトレーダーだ~! ”ああ、あなたは売るべきだった”などと言う書き込みがあるが、そんなことは言うまでもない。もちろんだ、私は売るべきだった。他の人が売る前に売って、買い戻す前に買っておくべきだった。でも、誰もが(そんなことができるような)あなたみたいにカッコいいことが出来ない。良いデイトレーダーや錯覚した初心者が弱気市場で売るだけ。他の人は、売らないでホールド(保有)する。このようなゼロ和ゲームにおいて、トレーダーはあなたが売っている場合にのみ、あなたのお金を取ることができる。

だから何杯かウィスキーを飲んだ。

本当に瓶にウィスキーと書いてある。

そんなのはどうでもいい。

訴えてみろ。

(ただし、BTCで支払える場合のみ)」

 
原典:The History of HODL & Bitcoin’s Best Worst Trader

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