クリプト決済普及は順調!?ヒルトンホテルで「BATトークン」が使える

仮想通貨の認知度が世界で少しずつ高まっている中、クリプト決済の普及が進捗しているとは言い難い。

BTCや他の仮想通貨でコーヒーを買う人がいないどころか、仮想通貨を受け取ってくれるような店すらほとんどないのが現状だと言えよう。

しかし、世界中で仮想通貨を使えるようになる日は、思っているよりも早く到来するかもしれない。

例えば、最近ではプライバシー保護に特化したブラウザを提供するBrave社と、デジタル広告プラットフォームを展開するTAP Networkが提携した。

これにより、今後数ヶ月以内にヒルトンワールドワイドを含む25万以上のブランドで、BATを決済手段として使えるようになるという。

仮想通貨BAT:「世界のホテルほとんどで使用できる」

「Mobile World Congress」で発表された今回のパートナーシップを報告したCryptoBriefingによると、BATの商用利用が「数ヶ月以内に」拡大するとTAP Network共同創設者兼CEOであるリン・ダイ氏が説明したという。

それというのも、BATは約5万軒のレストランで受け入れられるだけでなく、 AmazonやStarbucksなどでBAT付きのギフトカードの購入、また様々な慈善団体への寄付に使えるようになるそうだ。

さらに、なんと20万以上のホテルでも同仮想通貨が使用可能になるという。

「世界中のほとんどのホテルチェーンで、利用可能になる…しかも、法定通貨を使うhotels.comのようなサイトよりも最大70%お得な料金で決済できる。」

尚、BraveユーザーはBATを獲得するための調査やキャンペーンに参加することができ、 Brave社は調査で集めた広告収入の70%をユーザーと共有するようだ。

出典:Brave公式ページ

ユーザー数が急激に増えているBraveブラウザのユーザーにとって、今回のパートナー提携は朗報だ。

2016年初頭にリリースされたBraveブラウザが多くのユーザーから支持を得ている一方、2017年に販売されたBATにはほとんど用途がないことが問題となっていた。

また、現状では広告を見てもユーザーはBATトークンを獲得することが不可能。

一方、TAPネットワークでは、広告を見ることで独自のステーブルコイン「TAPコイン」を獲得でき、それをブランドパートナーで使用できる。

そのため、今回の新しいパートナーシップにより、あらゆるサイトをBraveブラウザを介してアクセスすることでトークンが貰えるようになるため、同ブラウザを利用する動機が生まれるそうだ。

また、インターネットの使用頻度にも異なるが、Braveを使用すればオンラインサイトの閲覧だけで(1BAT=0.17ドルで計算した場合)年間70-200ドル相当のBATを稼げる、とダイ氏は主張しているという。

水面下で着実に拡大する仮想通貨の商用利用に注目が集まる。

原典:Hilton Among 250K Brands To Start Accepting BAT

ここまでの内容と考察

仮想通貨BATの商用利用がパートナー提携によって大幅に拡大するという、今回のニュース。

米大手取引所コインベースにも上場している同仮想通貨ですが、商用利用がようやく現実化するようですね。

☞噂で買いニュースで売れ!?BAT価格がコインベース上場後28%減

ちなみにですが、前述にあったBraveブラウザには「IPアドレスを表示させない」オプションもあるそうです。

☞ユーザー倍増!IPアドレスと広告が表示されないブラウザ

既に多くのユーザーが使用する利便性の高いブラウザを持っているだけでなく、大手取引所上場や今回のパートナー提携など弾みがあるニュースが多いBrave社の今後に注目していきましょう!

▼Pickupニュース▼

ホワイトハッカーと開発者を繋げる次世代プラットフォーム「LAOCON」

XRP取引ペアがついに上場!米大手取引所コインベースの新たな「上場プロセス」

クリプト決済普及は近い?Facebookコイン誕生は今年上半期か

IBMの新製品「World Wire」、ブロックチェーン担当者が最新情報を漏らした!?

Polymath、セキュリティトークンを分散型取引所で交換できる!?

BTCは妄想に過ぎない!?伝説の投資家バフェット氏が語る