BTCに興味あり投資家人口は多い！？

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仮想通貨投資ファームGrayscaleが今月公開したレポートによると、36%の米投資家は特に少額の「ビットコイン投資」を検討しているという。

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ビットコインに興味を持っているのは、一部の現代技術に精通した投資家やリバタリアンだけではないようだ。

Grayscaleが1,100人の米投資家を対象としたリサーチの調査結果によると、3分の1以上(36%)の回答者がビットコイン投資に関心があると答えたという。

これは、およそ6,300万人と推定されている全米投資家人口の内、潜在的に(BTC発行枚数上限と同じく) 2,100万人がビットコインを手に入れることを考えていることを示唆する。
 
 
米投資家、ビットコインの将来性に期待か
 
Grayscaleの調査結果によると、ビットコインに関心のある投資家は一般的な投資家と比較してリスクに対する許容度が若干高いものの、「独特な特徴はない」という。
 

(ビットコイン投資に関心のある投資家の)ほとんどは中年で、中流階級の、郊外に住んでいる投資家だ。大部分(70%)は子持ちで、ほぼ半数(49%)は年間10万ドル未満の収入がある。彼らはよく本を読み、将来について一般的に楽観的だ。

 
また、このような米投資家がビットコインに関心のある具体的な理由としては、次の3つが挙げられるという。
 

 

長期的な富の貯蓄において、インフレや財政・金融政策の影響を受けない「価値の保存手段」として機能すると一般的に認識されているゴールドのデジタル版として見られることが多いビットコインだが、今回の調査結果からこれらの資産に興味がある投資家の間に「かなりの重複」があることが明らかになった。

例えば、（投資家全体の55％に対して）ビットコインに関心のある投資家の69％がゴールドを優良な資産と考えており、(投資家全体の51％に対して）65％が「間違いなく」または「おそらく」ゴールドにも投資すると返答したという。

また、一般的な投資家とビットコインに関心のある投資家を比較したビットコインとゴールドの「資産としてのリスクの認識」は、下図のようになるという。
 

出典：2019 Investor Study
 
 
ハッキングや仮想通貨規制の懸念
 
今回のGrayscaleのレポートは、ビットコインに関心がない投資家の64％が躊躇している理由についても報告した。

主な原因としては、次の4つが挙げられるという。
 

 

一部の政治家がよく指摘するようなビットコインの「価格変動」や「犯罪利用」などに対する懸念を多くの投資家は持っていないようだが、前述に挙げられた不安は近い将来に除かれるようになるだろうか。

例えば、直近でも取引所ハッキングや仮想通貨サービスによるデータ漏洩が報じられた。

それでも、資産運用大手Fidelityを始めとする金融大手が仮想通貨を取り扱い始めており、また国際的な規制における取り組みは着実に進捗していることが伺える。

投資家が仮想通貨業界の現状に関する知識をしっかりと身に着けることで、よりビットコイン投資に自信を持てるようになるだけでなく、仮想通貨詐欺に対する不安も解消されるかもしれない。

 
 

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