元ゴールドマンサックス執行役員:10年-20年の見通しを持つ世代にとって魅力的な資産とは?


金融メディアReal Visionの共同創設者兼CEOラウール・パル氏が、今月29日にリリースされたステファン・リベラ氏のポッドキャストで、ビットコイン投資がミレニアム世代にとって魅力的な理由について説明した。


 
 
 
 
ゴールドマンサックス執行役員によると、若い世代にもチャンスが残された資産があるという。

Real Visionの共同創設者兼CEOラウール・パル氏が、ステファン・リベラ氏のポッドキャストで、「10年から20年の見通しを持つミレニアル世代」にとってビットコインは魅力的な資産だと主張した。
 
 
ミレニアムはどこへ投資すればいい?
 
パル氏によると、株式や債券を始めとする従来の資産クラスへ投資は、若い世代にとって魅力的ではないという。

それというのも、BTC強気派アセットマネジャーが「オーバーヒートしている」と表現する現株式市場では、ミレニアムは「歴史的に最も価格が高い」株式を購入しなければならない。

また、比較的安全な投資対象として認知されている債券も「実質的に利回りがゼロ%」だとパル氏は言い添えた。

パル氏が指摘したように、一般的に地政学リスクに対するヘッジとして安全資産として認識されている債券だが、日本やドイツを含める多くの国が発券する国債は「マイナスの利回り」となっているのが現状だ。

最近では50年物のスイス国債利回りがマイナスとなった(=スイスの国債市場全体がマイナスの利回りで取引されている)ことが報道されている。

株式や債券の他にも、パル氏は過去最高値付近で推移している不動産は、購入できないだけではなく売却不可能だと指摘した。

このように従来の資産へ投資することでリターンが期待出来ない昨今、BTCは特に「10年から20年の見通しを持つミレニアル世代」が注目すべき資産だという。
 

(ビットコインのような)リスク・リワードの特性を持つ資産はない。間違っていても、もし早期で(投資を)行えば、他の資産でも十分な富を築くのに十分な時間がある。もし利益を生めば、リターンは素晴らしい。株式や国債を1982年に買えた(第二次大戦終結後の)ベイビー・ブーマー世代よりもいいチャンスを与えられているようなものだ…

 

BTCに対するミレニアムからの興味に注目する専門家は、パル氏だけではない。

DCG社のCEOバリー・シルバート氏は、「68兆ドルの富が若い世代へ受け継がれる」と言われている今後25年間で、ビットコインがゴールドの市場シェアの一部を奪うと主張している。
 

今後25年間で、68兆ドルの富が若い世代へ受け継がれる…若い世代は、両親や祖父母のようにゴールドを見ていない。金本位制や戦争の時に、私たちは育っていない。

 
ソブリン債もマイナスの利回りになっている最近だが、これから「apolitical (政治に無関心)」なビットコインが避難資産・安全資産として世間から認識されるようになるかどうかに注目だ。
 
 


 
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