BTCを80ドルで掴んだベンチャーキャピタリスト:「とにかくコインを買え」


元フェイスブック執行役員として知られる著名ベンチャーキャピタリストが、今週(7月9日)に報道されたCNBCのトークショー「Squawk Box」でビットコイン関するユニークな発言をした。


 
 
 
 
ットコインを保有しておくことは、「未来の自分」の評判のためにも悪くないことかもしれない。

少なくとも6年以上前からビットコイン投資をしていたSocial Capital創設者チャマス・パリハピティヤ氏はそのように見ているようだ。

 


 
 
ビットコインは「シュマック保険」
 

分散型台帳技術の価値をBTC価格が今年になって9,000ドル付近に再び上昇した頃になってから「ようやく気付いた」というCNBCの金融コメンテーターに対して、それが80ドル台で取引されていた6年前から「それについて言っていた」という、パリハピティヤ氏。

「その時は話を聞いていなかった」という率直に答えを返したコメンテーターに対して、次のように述べた。
 

(ビットコインは)伝統的な金融インフラに対する唯一無二のヘッジ手段だ。あなたが財政政策や金融政策を支持するかどうかは関係ない。これは、マットレスの下に置いておくようなシュマック保険みたいなものだ。

 
(一般的にシュマック保険とは、M&Aなどのシナリオで仮に株式が買い手が購入した後に上昇するような場合に、株式を手放した売り手が浅墓に見えないように交わされる「売り手の評判を守るために交わされる契約」のこと。)

また、金融専門家が間違っている可能性もあるので「とにかくコインを買え」と付け加えた。

未来の評判を守るためにも取り敢えず「コインを買え」というスタンスの発言をしたパリハピティヤ氏だが、実は同氏は業界初期からBTCに強気だったウィンクルボス兄弟とBTC保有数で肩を並べていたクリプトリッチな人物だ。

6年前に投稿されたTechCrunchの記事によると、パリハピティヤ氏は当時500万ドル相当のビットコインを保有しており、更に1,000万ドルをビットコインへ投資する意向を示していた。

また、同氏はビットコインが初めて1,000ドルを突破した2013年12月に先駆けて、BTCが約130ドルで取引されていた2013年9月に「年末までに200ドルに達する」というツイートをしている。
 
 
ビットコインは「必要な薬」
 
 
パリハピティヤ氏が従来の経済方針に対する「ヘッジ手段」としてビットコインの将来性を強調している中、ビットコインの政治的な中立性について少し異なる視点から考察する業界人もいる。

ビットコインは「おもちゃではなく、必要な薬」と主張する、かねてよりBTCに強気な経済学者サイフェディアン・アモウス氏は、以前次のようなツイートをしていた。
 

ビットコインは、クールで素晴らしい新たなテクノロジーではない。ユーザー体験のために作られたわけではなく、政治的に中立的ということに最適化された醜い仕掛けだ。これは、あなたが望むようなおもちゃではなく、あなたが必要とする薬。気に入ろうが気にいるまいが、自由市場でサウンドマネーを使って生きれるベストなチャンスだ。

 
これまであまり「話を聞いていなかった」かもしれない一部の金融経験者がビットコインに対する意見を変えている中、今年上半期だけでも凄まじい上昇を見せたBTCの下半期のパフォーマンスに注目だ。
 
 


 
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