DCG代表取締役、水面下でクリプト企業は「減速していない」

6000ドルがBTC価格の「底値」と言われていながらも、実際には4000ドル以下の値を付け、今後さらに下落が続くかもしれないと危惧されている、BTC価格。

一般投資家が軒並み市場から離脱しているとアナリストが見ている中、仮想通貨を中心とする複合企業DCG(Digital Currency Group)のCEOであるBarry Silbert(バリー・シルバート)氏が、現在のクリプト市場における問題やマイニングについて語った。

シルバート氏、仮想通貨企業は足を止めていない

機関投資家を対象とするOTC (店頭取引)を扱う「Genesis Trading(ジェネシス・トレーディング)」を含める、複数の仮想通貨企業を傘下に納めている複合企業DCGのCEOである、シルバート氏。

そんな同氏が、CNBCのインタビューで直近の市場の動きについて、インタビューアーと議論を繰り広げた。

まず、これまでの市場参加者について、仮想通貨へ投資する多くの投資家は「非対称的なリスク好むファンドやグループ」であると同氏は指摘。

これらの投資家がハイリスクで値動きが激しいテクノロジー分野の株式と仮想通貨の両方を保有していると付け加え、直近のテクノロジー株式の急落の大きな影響を受けているだろう、と推測した。

また、一般投資家が頭を抱えたくなるような急落が幾度か確認されている現在の市場に関して、機関投資家が「参入し始めている」と強調するものの、

「ICOに対する需要が減少している。また、ICOのスポンサーはビットコインやイーサリアムを売却している。」

と述べ、市場が不安定な理由として2017年の仮想通貨市場を高騰させたICO市場が大打撃を受けていることを挙げた。

BTCマイニングの現状に関する話題で、マイニングコストが報酬を上回っているという厳しいインタビューアーの批判に対し、同氏は以下のように返答した。

「マイニングコストが(ビットコインという)資産クラスの価値のベンチマークになると信じていない。現在のところ、企業は機関投資家が参入できるようなインフラを構築している。水面下で減速している企業はない。」

これに対して、他のインタビューアーは「理解不能だ」と一刀両断。

将来的にリターンが期待できるからといい、マイナーが長期的にビットコインのためにお金を消費し続けるという「アイデア」に対して猛烈反対した。

これに対し、シルバート氏は、

「ほとんどのマイナーは長期的な投資家だ。マイニングビジネスは5年ほど前から始まっているため、(彼らは)膨大な資産を持っている。収益性がなくとも、中長期間マイニングを継続できるだろう。」

と切り返し、マイニングコストが市場価格に大きく影響するという見解は間違っていると強調。さらに、

「マイナーの投資に関する判断と、マイニング運営費は別々に考えなければならない。」

と付け加えた。

ビットコインの収益性が「マイナス」になっていると報告されている中、これからのマイナーの動向に注目が集まる。

原典:Barry Silbert: Bitcoin Cash Hard Fork Was An Industry “Disservice”

ここまでの内容と考察

DCGの代表取締役であるシルバート氏が、現在のクリプト市場やBTCマイニングについて議論したという、今回のニュース。

同氏の「マイニング運営費」と「ビットコイン投資」に関する発言はとても興味深いですね。

また、ビットコインマイニングのコストは市場の価格とあまり関係ないというところも、ビットコインの「潜在的な価値」を突くようなコメントですね。

>>絶対に知っておきたいビットコインの「本当の価値」とは、元NSA内部告発者が語る

米主流メディアで大バッシングされているビットコインですが、果たし将来性はあるのでしょうか。

ビットコインに強気な発言を繰り返しているモルガンクリークキャピタルのCEOであるアンソニー・ポンプリアーノ氏は、ビットコインの将来性についてツイッター上で以下のようなコメントを挙げていました。

「60%以上のベルギー銀行は、ブロックチェーン技術を始めとする技術革新によって、銀行の必要性が将来的になくなると思っている。40%以上の仮想通貨は、(銀行の)ビジネスにとって脅威だ。ビットコインにロングで、銀行員をショートだ!」

ビットコインに限らず、仮想通貨のポテンシャルは従来の金融が危惧するほどのものであることは間違いないようですね。

今年も後一か月を切りましたが、直近のビットコインチャートはどのような動きを見せるでしょうか。

本当に目まぐるしく動きますね、仮想通貨業界は。

マイニング市場にも注目しながら、今後もビットコイン市場動きを追っていきましょう!