市場急落再び、クリプト市場全体の時価総額がさらに「16%」失なわれる

テクニカル分析上、長・中・短期目線の全てで下落方向に進んでいる、クリプト市場。

そんな中、市場全体の時価総額が1230億ドルから1070億ドルへ縮小したことが確認された。

BTCは最高値から「82%」下落、アルトは90%以上か

今回の市場全体の急落を受け、ETH価格は2017年5月以来初めて80ドル付近まで下落。

BCHも誕生してから16ヶ月という短い歴史の中で、初めて94ドルという「2桁」の数字まで値崩れしている。

尚、BTC価格は最高値から約82%下落しており、他のほとんどの主要仮想通貨も同様に90%以上低下しているようだ。

出典:athcoinindex

仮想通貨市場では過去9年間で5回に渡る大幅な市場調整が行われてきており、それら全てを平均すると「85%」という数値が出されるという。

これを踏まえ、仮に今回の市場調整でもBTC価格が85%値崩れすると仮定する場合、およそ「2950ドル」までこれからビットコインが下落すると予想できる。

ビットコイン奨励家として知られているモルガンキャピタルクリーク創設者であるAnthony Pompliano(アンソニー・ポンプリアーノ)氏も以前同様な見解を述べており、BTC価格が「3000ドルまで値崩れする」と公言している。

>>Morgan Creek社ポンプリアーノ氏、BTC価格の底値は「3000ドルあたり」

しかし、冷え込む仮想通貨市場に関する話題が最近ホットトピックとなっているものの、時価総額は業界内の活動を適当に反映しないという業界人の見解もあるようだ。

>>イーサリアム創設者、ブロックチェーンは「市場だけでなく社会運動だ」

3000ドルからさらに下回る「底値」を示唆するアナリストも登場する中、直近のビットコイン市場の動きに注目が集まる。

原典:Carnage: Crypto Market Loses $16 Billion Overnight as Assets Plunge 10% to 30%

ここまでの内容と考察

仮想通貨市場がさらなる大幅な下落を受けたという、今回のニュース。

ブルームバーグアナリストが1500ドルまでBTC価格が下落するとみている中、ほかの市場アナリストも様々な見解を述べています。

>>直近のBTC市場の動きをどう見る!?市場アナリスト達の見解は?

機関投資家の市場参入が来年になるという見解が多いこともあり、冷え込みが続く年末ビットコイン市場ですが、これから新たな動きは見られるでしょうか。

>>ビットコイン救世主、「ブロックチェーン革命のポテンシャルは何よりも大きい」

ちなみにですが、仮想通貨市場初期から活動している業界著名人はどっしりと構えています。

「私だけが冷静になれとアドバイスしているのではない。ほとんどのクリプト著名人がリラックスしろと言っている。下方圧力は一時的。その間には、飲んで、配偶者に言い寄って、太陽の下散歩するのがいいだろう。」

ファンダメンタルズとテクニカルの差異から現在の市場は「認知的不協和」とよく表現されている中、今後も直近のBTC市場の動きに注目していきましょう!