モルガンクリークキャピタル、仮想通貨は「米株価指数」を超える

急落に次ぐ急落により、仮想通貨そのものの価値が問われている中、依然として仮想通貨の将来性に強気なファンドがある。

デジタル資産に重点を置くモルガン・クリーク・キャピタルは、今後10年間で仮想通貨のパフォーマンが米国における最も代表的な株価指数である「S&P 500」を上回ることに100万ドル(約1.1億円)を賭けるという。

Morgan Creek Capital、長期的なクリプトへの「大きな自信」

「(仮想通貨はS&P500を)過去10年間のパフォーマンスで上回り、今後10年間もそれは変わらないだろう」

上述のように語ったのは、モルガン・クリーク・キャピタル創設者である、Anthony Pompliano(アンソニー・ポンプリアーノ)氏。

同氏によると、モルガン・クリーク・キャピタルは、BTC、ETG、BCH、EOS、LTC、XMR、ZEC、DASH、IOTA、NEMを含むインデックスファンドが、今後10年間で「S&P500」を上回るという。

ビットコイン奨励家としても業界で名高い同氏は、以前からBTCネットワークをサポートするウォレットやノードの数が常に増加傾向にあることについて自身のブログで発言しており、以下のように発言している。

「価格は資産の一つの測定値であり、重要だが将来的な価値を測るものではない。ビットコインのファンダメンタルズ的な要素は、下落にもかかわらず、より強くなっている。 雑音に気を散らさないでファンダメンタルズに焦点を当てるべきだ。ビットコインはなくならない。」

尚、同ファンドによる賭けは、2019年1月1日に始まり、2029年に締結されるようだ。

弱気市場にも関わらず機関投資家の市場参入が見え始めている中、資産としての長期的な将来性を仮想通貨に見出すファンドもあるようだ。

原典:Morgan Creek Is Betting $1 Million That Crypto Can Beat the S&P

ここまでの内容と考察

モルガン・クリーク・キャピタルが、今後10年間で仮想通貨がS&P 500のパフォーマンを上回ることに100万ドルを賭けるという、今回のニュース。

ちなみにですが、同ファンドのポンプリアーノ氏は、直近ではビットコイン価格が3000ドルが「底値」になるのではないか、と予想しています。

>>Morgan Creek社ポンプリアーノ氏、BTC価格の底値は「3000ドルあたり」

また同氏はツイッター上で以下のようなコメントをしていました。

「連邦準備銀行が本日どれくらいお金を刷った?私たちにはわからない。どれくらいのビットコインが本日作られた?1800(BTC)。ソフトウェアエンジニアリングは、金融エンジニアリングを凌駕する。」

ビットコイン市場の更なる下落が示唆されている中、現在ビットコインの長期的な価値を見出す人はどのような人でしょうか。

先見性の明ある人でしょうか、またはクレイジーな人でしょうか。

従来の金融インフラを変革できるポテンシャルがある仮想通貨に今後も注目していきましょう!