コインベース上場銘柄増加か、審査プロセス効率化へ

アメリカの大手仮想通貨取引所コインベースが、仮想通貨の新たな上場プロセスを発表した。

新たな上場プロセスとは?

その内容としては、これまで各仮想通貨ごとに行っていた上場の審査を、一括オンライン審査方式で行い、間口を広くしたものだ。

これによって、より多くの仮想通貨が迅速に上場可能になるとし、取引可能なコインの種類がこれまでよりもさらに広がるとされている。

また、一定の審査基準を設けることで、その時々の評価次第で上場を決めてしまうという事態を避けることも可能だ。

さらに特筆すべきは、国内の州ごとに異なる法律や世界各国の規制状況に合わせて、その国や地域ごとに取引可能なコインをリストアップしていくという方針だ。

千差万別?各国の規制状況はいかに

上述した通りコインベースは、各国の規制状況に合わせる形で、それぞれに適した通貨をリストアップ→上場審査という算段を踏む事となる。

「規制」といえば、まさに題の通り、国ごとに千差万別な状況は継続中だ。

米国では、中心地であるニューヨーク州でSEC(米国証券取引委員会)主導のビットコイン証券化問題が勃発したかと思えば、コロラド州で仮想通貨に関するポジティブな運動が起きたばかり。

隣国の中国韓国では未だ国単位での厳しい規制が解けない一方で、いわゆるオフショアとして有名なシンガポール・マルタ島等では、むしろ規制のなさをウリにしている。

これらの状況に鑑みて、コインベースは新たな一歩を踏み出そうとしている。

原典:Game-Changer? Coinbase Overhauls Cryptocurrency Listing Process

ここまでの内容と考察

アメリカ最大の仮想通貨取引所コインベースが、新たな上場プロセスを発表した今回のニュース。

「規制」について柔軟なオペレーションを敷くという事で決定した今回の審査プロセス導入に伴い、なんと以前から度々話題となっている人気通貨リップルの価格が上昇しています。

世間からの歓迎の声も高まりを見せていて、以下の通りポジティブな意見が増加傾向を見せている今日この頃。

もちろんリップルの上場が決まったわけではありませんが、その期待が高まっていることは間違いありません。

そしてこの期待感は、現在低迷が続いている仮想通貨市場にとっての好材料となるのでしょうか。

今後もコインベースとリップルに目が離せません。