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クリプトは2300兆円市場へ、ビットコインバブルは「始まってすらいない」
- 2018/11/24
- 仮想通貨の最新ニュース
直近のBTC市場急落を受け、「バブルが弾けた」と米著名経済学者が発言する中、ビットコインのバブルは始まってすらいないという見解もある。
ブロックチェーン技術とIoTの融合を試みるプロジェクト、Ambrosus(アンブローサス)CEOであるAngel Versetti (エンジェル・バーセッティ)氏によると、現段階のクリプト市場をドットコムバブルと比べるには早すぎるという。
本当のピークは、クリプト時価総額が「1700-2300兆円」に達した時
仮想通貨時価総額ピーク時の10倍以上の規模(1000兆円以上)にまで時価総額が達したと言われている、ドットコムバブル。
そんなドットコムバブルと仮想通貨市場がよく比較される理由として、新興企業が疑いのあるビジネスモデル、製品、プラットフォーム、サービスを提供していることなどが挙げられると、ブロックチェーンスタートアップのCEOであるバーセッティ氏は語る。
しかし、仮想通貨市場は、依然として「バブルの近いところにすらいない」という。
それというのも、銀行や金融大手が市場へ参入することで初めてバブルが生まれる、と同氏は考えているようだ。
また、実際に仮想通貨市場にバブルが訪れた際の時価総額のピークは、15〜20兆ドルになるだろうと同氏は見込んでいるという。
弱気市場は、「技術に興味ない人を払い落とす」
現在のクリプト市場とドットコムバブルを比較するのが適切ではないと主張するのは、同氏だけではない。
ソーシャルレンディングを提供するeToro(イートロ)社アナリスト、Matthew Newton (マシュー・ニュートン)氏も同様な見解を示しており、それらの比較が「役に立たない」と述べている。
また、仮想通貨や一般的なビジネスにおける弱気市場は、短期でハイリターンを得ようとする市場参加者を取り除くとし、
「弱気市場のメリットの1つは、技術に興味ない人を払い落とすこと。 技術を理解し、その利点を見ている人は、市場に価値を付け足そうとする。」
と同氏は述べた。
最近では、かねてより大きな話題となっていたビットコインの利便性を格段に向上させる「ライトニングネットワーク」の開発も急がれている仮想通貨市場。
バブルが去ろうが去るまいが、弱気市場でも開発は確実に進捗している。
原典:Ambrosus CEO: We’re Far From A Bitcoin Bubble, Crypto Bull Run Likely
ここまでの内容と考察
アンブローサス社CEOであるバーセッティ氏が、仮想通貨市場はバブルというフェーズにすら達していないと発言したという、今回のニュース。
ちなみにですが、業界最大の投資会社パテナ・キャピタルのCIOは、次回の強気市場で仮想通貨全体の時価総額が約220兆円以上に達すると発言しています。
>> 大手投資会社CIO、次の大波で市場が「1000%」拡大する
蔓延る弱気市場に関して、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。
While the adults are all fighting over whether crypto will be real or not, the kids are quietly building the future.
Don’t listen to the noise. Watch the talent.
–@APompliano https://t.co/4XzSZuiYP7
— CZ Binance (@cz_binance) November 15, 2018
「大人たちが仮想通貨が本物かどうかについて争っている中、子供達は静かに未来を作っている。ノイズを聞くな。才能のある人に注目しろ。」
30代が率先して業界をリードしている仮想通貨業界ですが、果たして社会の様々なインフラをブロックチェーン技術で改善することはできるのでしょうか。
イーサリアム創設者であるVitalik Buterin (ビタリック・ブテリン)氏のような天才がまた現れるかもしれませんね。
近い将来には社会のインフラを確立させるであろう仮想通貨業界の動きに、今後も注目していきましょう!
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