株式市場も急落中!?水面下で拡大する仮想通貨エコシステム

株式市場も急落中!?水面下で拡大する仮想通貨エコシステム

市場が段階を踏んで徐々に下落し、直近では昨年の最高値から「78%」程値崩れしたことが確認された、ビットコイン市場。

これにより、ビットコインやイーサリアムで資金調達を行なったICOプロジェクトは、特に大打撃を受けていると見られている。

しかし、仮想通貨市場のインフラを整えるようなクリプト企業は、順調に成長しているという見解もあるようだ。

インフラ整備は着実に進捗!市場参加者数も増加傾向か

「多くのICOプロジェクトは、市場における重要性を保ち、真の目的を作り出すことに苦労している。 このようなことは、財務機能が不足している場合によく起こる。クリプト金融という概念は、残念ながら依然として不明瞭で未定義。 バランスシートを見ればそれが顕著だ。」

上述のように語ったのは、仮想通貨リサーチ企業CoinShares (コインシェアーズ)の取締役、Meltem Demirors(メルテム・ディミラーズ)氏。

同氏によると、ICO市場はここ数ヶ月に渡り数十億ドルの損失を出している上に、特に製品が存在しないようなプロジェクトは何かしらの「価値」を提供することに苦戦しているという。

しかし、Coinbase(コインベース)やBinance(バイナンス)のようなインフラ整備事業の成功を踏まえると、取引所市場と業界全体はインフラ、ユーザーベース、収益面で急激な成長を見せ始めている、と同氏は強調。

その例として、バイナンスが180カ国から1000万人のユーザーを獲得していることを挙げ、同社CFOであるWei Zhou (ウェイ・ツォウ)氏が長期的に10億人のユーザーを確保すると宣言していることについて言及した。

株式市場でも!?急落しているのはクリプト市場だけでない

顧客が31億ドル以上の投資金を回収したと資産運用大手Blackrock(ブラックロック)社が報告している中、2018年度の利益を帳消ししている現在の市場はさらに下落するだろうと多くのアナリストによって見られている、現在の米株式市場。

これに関して、韓国や日本のようなアジア主要経済に直接的な影響を及ぼす同市場の縮小は、アジア投資家を「ハイリスク・ハイリターン」投資からシフトさせるため、クリプト市場にとってマイナス要因となっている、とディミラーズ氏は考察した。

しかし、仮想通貨のファンドマネジャーは過去に数回の市場サイクルやクリプト市場の大規模な調整を経験しており、長期で蔓延る2018年の弱気市場も過去の市場と大きく変わらないという。

「仮想通貨業界のファンドマネジャーやアセットマネジャーは、より長い時間と市場サイクルの中、圧力をかけられながらも歴史的にうまくやっている。」

と述べ、今後は大規模なファンドマネジャーでも同様なことが言えるようになると予想した。

弱気市場と強気市場のサイクルが2年周期という見解もある中、果たしてBTC市場は今後どのような動きを見せるのだろうか。

原典:Investor: Value of Crypto Dropped, But Ecosystem and Industry are Growing Rapidly

ここまでの内容と考察

コインシェアーズ取締役であるディミラーズ氏が、クリプト業界におけるインフラ整備や株式市場全体で下落が確認されていることについて独自の見解を示したという、今回のニュース。

同氏が言及したように、特にテクノロジー業界の株式が大幅に下落しているようです。

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また、仮想通貨業界のインフラ構築に関し、バイナンスCEOであるChangpeng Zhao (チャンペン・ツァオ)氏は、以下のようにツイートしています。

「このようなことはもう何度も経験している。成功への秘密は何かって?成り行きを待って、構築することだ」

米国における仮想通貨規制が厳しくなる中、「いつ米機関投資家が市場に参入するのか」ということがよく問われていますが、仮想通貨の目的はもちろんコイン上げることだけではありません。

法定通貨を代替またはそれと共存するような通貨が存在するだけでも、世界にとって重要な一歩とも言えるかも、本当に。

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しっかりとした製品を提供するICOプロジェクトの出現に注目しながら、今後もクリプト市場の動向を追っていきましょう!