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市場拡大の予感!?スイスでETP取引がついに開始か
- 2018/11/19
- 仮想通貨の最新ニュース
米規制当局による仮想通貨の取り締まりが強化される一方、以前からクリプトフレンドリーな国家として知られるスイスは、大きな一歩を踏み出している。
ファイナンシャル・タイムズの報道によると、SIX Swiss (シックススイス)証券取引所が、複数の仮想通貨を扱うAmun(アマン)社のETP(上場取引型金融商品)上場を承認した。
(ETPとは、日中取引される金融製品の総称。主にETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(上場投資コモディティ)の三種類がある。)
米国を先駆けスイスが乗り出す!機関投資家も参入か
かねてより、セキュリティトークンを扱う取引プラットフォームを来年中旬を目安に展開する計画を明かしている、シックス。
>>スイス証券取引所が来年度に「デジタル資産取引所」を設立へ
そんな同証券取引所が今回認可したのは、ロンドン拠点のフィンテック企業アマン社によって提供される「Amun Crypto ETP 」だ。
同ETPは、5つの銘柄を以下の図に示されているような比率(ETH :17.6%、XRP : 25.72%、BCH : 5.11%、LTC : 2.88%)で取り扱うという。
また、今回の発表に関して、アマン社創設者兼CEOであるHany Rashwan (ハニー・ラシュワン)氏は、以下のように述べている。
「アマンETPは、証券に投資することのみに制限されていたり、デジタル資産のカストディを行いたくない機関投資家へクリプト関連の投資機会を与える。また、地元の法律などにより仮想通貨取引所へアクセスできない個人投資家にも同様なチャンスを与える。」
多くの専門家も、同氏が語るように、実際に仮想通貨を保管する必要がないアマンETPによってクリプト市場参入の敷居がグッと下がり、機関投資家の流入が見込める、と見ているようだ。
尚、「HODL(ホドル)」というティッカーで取引される同ETPは、シックス・スイス証券取引所へ来週上場する予定だという。
ビットコイン市場の低迷が続く中、来週からスタートするアマンETPや来月12日に予定されているBakkt(バクト)取引所によるビットコイン先物取引の開始は、機関投資家が市場参入を検討するようないいきっかけとなるかもしれない。
原典:World’s First Crypto ETP Gets Green Light in Switzerland
ここまでの内容と考察
シックス証券取引所がAmun(アマン)社のETP(上場取引型金融商品)上場を承認したという、今回のニュース。
市場の活性化を予感させるような報道ですね。
また、bitcointalk.orgの書き込みから始まったビットコイン伝説の一つとなっている「HODL」をティッカーシンボルとして採用したことからも、アマン社への好感度が高まりますね。
ちなみにですが、同社の公式ページには、「Cardano」や「Neo」などの銘柄が挙げられていたことが大きな話題となっています。
果たしてアマン社は、LTCとBCHを取り除き、その代わりとしてADAとNEOを付け足すのでしょうか。
また、今回の報道に関し、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。
Good for the Swiss to be the leaders of #bitcoin $btc #cryptocurrency #crypto reconciliation. Meanwhile, the corrupt RICO division of SEC still unable to decide which Extortion Method they want to employ.👺
— CryptoKnight (@RndTableKing) November 18, 2018
「スイスが仮想通貨のリーダーになることはいいことだ。一方、SECの腐敗したRICO部門は、依然としてどの搾取方法を採用するかを決めることができていない。」
Which Bitcoin Cash?
— Aiden Cole (@aido14) November 18, 2018
「どちらのビットコインキャッシュ?」
年内に機関投資家が仮想通貨市場へ参入することはない、という見解が業界人から持たれている中、果たして年末のビットコイン市場はどのような動きを見せるでしょうか?
>>年内は無理か、レボウルトCEO「規模の大きい機関投資家の関心はない」
仮想通貨アナリスト達の価格予想が的中するかということにも関心が集まりますね。
今後も仮想通貨に関連する金融商品の上場に注目していきましょう!
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