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銀行は新興企業に置き換えられる!?Revoultとロビンフッドの「圧巻新サービス」
- 2018/12/14
- 仮想通貨の最新ニュース
「ローマは一日にして成らず」という言葉があるように、仮想通貨の普及は短期間で達成されるようなものでないかもしれないが、それを促進するようなインフラ整備の進捗は決して悪くない。
フィンテック新興企業の2社が、一般的な銀行サービスとは大きく異なるような、クリプト市場に長期的な利益をもたらすであろう新製品を発表した。
英レボウルト、「手数料ゼロ」取引プラットフォームの実現へ
「われわれのビジョンは単純だ。最高の価値とテクノロジーで、あらゆる面の財務を管理できる、何千万ものユーザーを誇るような1つのアプリとなることだ。」
上述のように述べたのは、17億ドルという企業規模で評価されるまでに成長した英クリプト金融サービス企業Revolut (レボウルト)CEOである、Nikolay Storonsky (ニコレイ・ストロンスキー)氏。
「年内に機関投資家が市場参入することはない」と言い放ったことが記憶にも新しい人物だ。
>>年内は無理か、レボウルトCEO「規模の大きい機関投資家の関心はない」
そんな同氏率いるレボウルト社が欧州銀行ライセンスを取得し、300万人以上の顧客に向けた銀行口座開設サービスを2019年初旬を目安に開始すると発表した。
既にクリプト取引所としての機能を搭載しているアプリを展開する同社は、銀行口座開設に加えて「手数料ゼロ」の株式取引サービスも間もなくサポートする予定であり、さらに近い将来には個人およびビジネス向けローンの提供も始めるという。
「官僚的なプロセスを取り除き、従来の貸し手より安くローンをできるようになるだろう。」
と今回の発表に関してストロンスキー氏は言及し、「銀行業のアマゾン」としての期待に答えられていると同社の将来に対する期待を見せた。
金利はなんと3%、米ロビンフッドによる驚異的なサービス
レボウルト社が今回の発表をした同日、56億ドルで評価され既に600万人以上の顧客を抱えるロビンフッド社も欧州金融ライセンスを獲得し、業界初の「金利3%」を提供する当座預金と普通預金サービスを展開する計画を明かした。
銀行設立許可書ではなく、「ブローカー・ディーラーライセンス」を取得したことで開始される同社のサービスでは、現金預金の25万ドルまでがSIPC (証券投資家保護法人)によって保証されるそうだ。
また、顧客は無料でデビットカードを受け取ることが可能で、米国内のATMで出金手数料なしでお金を引き出せるという。
年内に「最大級のクリプト取引所」へと成長すると見込まれている同社CEOであるBaiju Bhatt (バイジュ・バット)氏は、今後について以下のように話した。
「私たちは、仮想通貨投資におけるベストな経験を与えている。多銘柄の採用やより有利なコスト構造だけでなく、手数料ゼロや高品質の製品を提供している。」
一部を除く多くの金融機関が以前として仮想通貨に批判的な一方、「手数料ゼロ」を始めとする魅力的なサービスを提供するクリプトフレンドリーなフィンテック新興企業は、果たして銀行を代替するような存在へとなれるのだろうか。
原典:Pro-Crypto Fintechs Robinhood & Revolut Aim to Replace Bitcoin-Hostile Banks
ここまでの内容と考察
レボウルト社とロビンフッド社が金融ライセンスを取得したことで、新たなサービスを開始するという、今回のニュース。
一般的に1%すら満たないような銀行と比較すると、ロビンフッド社の「3%」は何だか凄まじいように思えますね。
しかし、前述にもあったように、ブローカー・ディーラーライセンスを通じて金融サービスを提供するため、口座に何かの問題があった場合、約2800万円分しか返還されることが保証されていません。
また、同社は顧客の資産をリスクの低い資産へ投資することでリターンを得るとのことですが、果たして収益性が本当にあるのかは不明。
同社のこれからの「財務状況」に注目ですね。
今回のロビンフッド社による発表に関して、ツイッター上では以下のような声が挙げられていました。
Basics of bank business – raise funds, lend at higher yield or buy bonds, capture the spread. You can’t make money if you overpay for funding, eg by paying 3% on deposits
— knight of cups (@yungmetronome) December 13, 2018
「(顧客から)資金調達し、貸し付け、債券を購入、またスプレッドで儲けることが銀行ビジネスの基本。3%の金利を設けるなど資金調達にお金をかけ過ぎることはできない。」
やはり金利3%という大きな魅力よりも、それに対する「不信感」の方が従来の金融に慣れている多くのユーザーにとっては強いようですね。
果たしてロビンフッド社はこのような戦略で問題なく成功を収めることができるのでしょうか。
今後も仮想通貨関連のフィンテック新興企業の取り組みに注目していきましょう!
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— 仮想通貨ニュース.com (@crypto_news_com) 2018年12月13日
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— 仮想通貨ニュース.com (@crypto_news_com) 2018年12月12日