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富士通×全銀ネット、ブロックチェーンで共創する新システムとは
- 2018/10/31
- 仮想通貨の最新ニュース
国内最大規模の通信企業として名を馳せる、富士通。
最近ではクーポン系サービスの展開等で積極的にブロックチェーン技術開発を推し進める同社が、この度、金融機関と共に新たな試みを開始しようとしている。
ついに始動!全銀ネットと協働で行う実証実験の全貌とは
上述の通り富士通は、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)と協働で、ブロックチェーン技術を活用した銀行間決済の実証実験を開始する事を発表した。
本取り組みでは、全銀ネットが専用の仮想通貨を発行し、富士通側が提供するブロックチェーン・プラットフォーム上で銀行間決済を行う仕組みを検証する予定だ。
本業面で全銀ネットは、国内の振り込みや送金といった国内為替の決済システム「全国銀行データ通信システム」を運営している。
同システムは銀行のみならず、信用金庫や信用組合などの金融機関も参加するなど、幅広い利用層が見受けられるものとなっている。
そんな全国銀行データ通信システムの実証実験に、今回富士通がベンダー企業として採択されたというわけだ。
今回の実証実験の主な目的としては、ブロックチェーン技術を活用し、個人間の小口送金サービスにおける「即時グロス決済(RTGS)」の有用性を検証する事にある。
イメージとしては、以下の画像を参照いただきたい。
出典:富士通プレスリリース
なお、今回実権に参加する金融機関は、メガバンク3行を始めとした計9行を予定しているという。
白熱の色を増す決済領域の実証実験は、果たして業界全体の底上げに繋がる結果をもたらすのか、期待がかかるところだ。
原典:Nine Japanese Banks to Trial Blockchain Settlement Using Fujitsu Tech
ここまでの内容と考察
国内最大手の通信企業である富士通が、いわゆる全銀ネットと協働でブロックチェーンを活用した新システムの実証実験を開始するという、今回のニュース。
本文冒頭でも紹介がある通り、富士通は最近になって街づくりを始めとした様々なシーンでのブロックチェーン活用を展開しています。
こうした動向から考察し、今後ブロックチェーンがいかに生活インフラの一端を担う事ができるようになるのか、その実用性にはとても注目していきたいところです。
全銀ネット独自発行コイン
リップル社の日本でのライバルはまさかの富士通だったhttps://t.co/MWAojvfl2X— 天丼界の、やんちゃん (@yanyanchan2020) 2018年10月30日
全銀ネットと富士通、ブロックチェーン技術を活用した銀行間決済の実証実験を実施 https://t.co/3igbIODUA7
台湾のファミマでの実験が実を結んだのか。台湾のも仮想通貨決済ではなくブロックチェーン技術の活用だった。まあブロックチェーン技術が信頼を得れば仮想通貨も信頼される。まずはここから!
— M.Masao (@MMasao1228) 2018年10月29日
改ざんが理論上不可能なブロックチェーン技術は仮想通貨や証券などの金融業界だけでなく、様々な社会問題を解決することに役立つ可能性を有しており世界中から注目されている。
日本もSBI,UFJ銀行だけでなく富士通、SONY、楽天など様々な企業が開発研究している。
経済産業省と運送業者にも取り組みが— 島 二郎 (@jiro_shima55) 2018年10月24日
同社に期待をかける世間の人々も多くなってきた中で、今後更なる飛躍・パフォーマンス向上は見られるのでしょうか。
富士通の未来、ひいては仮想通貨市場全体の変遷に、より注目していきましょう!
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