- Home
- Datalight調査報告:「ほとんどの国でクリプト取引が行われている」
Datalight調査報告:「ほとんどの国でクリプト取引が行われている」
- 2019/5/1
- 仮想通貨の最新ニュース
米国在住の仮想通貨トレーダーの人数が、日本、韓国、英国、ロシア、ブラジルのトレーダーを合わせた数よりも多い、という調査結果をDatalightが報告した。
仮想通貨に対する規制が世界的にも特にシビアだと言われながらも、イノベーションに対する理解度は他国よりも先進的であり、ブロックチェーン技術に関する取り組みも活発に行われている、米国。
最近実施されたDatalightの調査によると、仮想通貨トレーダのアクティブユーザー数において、米国は他国を大きく突き離して「世界第1位」だという。
また、米ドルと交換されるBTCの取引量も他の法定通貨を抑えて再びトップに躍り出たようだ。
米トレーダー2200万人、クリプト取引は米国主導か
Datalightによる今回の調査では、1ヶ月における「最も人気のある仮想通貨取引所100社」へのウェブトラフィックが調べられたという。
主な調査結果としては、米国のアクティブユーザー数が2200万人を超えていたことや、かねてよりBTC取引量が多かった日本と韓国がそれぞれ第2位と第3位にランクインしたことが挙げられる。
また、法定通貨の価格変動が問題となっているトルコ、ウクライナ、またメキシコからのユーザー数も多かったことが上図からも伺えるだろう。
これに関して、不安定な政治情勢によってトルコの法定通貨「リラ」が暴落した昨年に、地元P2P取引プラットフォームにおけるBTC取引量が増加したことを踏まえた上で、Datalightは以下のように考察した。
法定通貨の安定性に不安があるウクライナやメキシコの国民は、価値を保存するための代替手段を模索しているため、(仮想通貨取引所への)トラフィックが驚くほど多いと説明できる。
また、Datalightは仮想通貨取引がグローバル規模で偏在していることについても言及し、中央アフリカとグリーンランドを除く「ほとんどの国でクリプト取引が行われている」と述べた。
米ドルに対するBTC取引量が日本円を再び上回る
Coinhillsの最新データによると、法定通貨とBTCの取引量において世界トップだった米ドルを上回ったことが報道された日本円が、再び米ドルに抜かされたようだ。
また、他の法定通貨によって行われているビットコイン取引において、前述にあったトルコ、英国、ロシアを始めとする国々の法定通貨が上位にランクインしている。
世界的な金融後退が心配されている中、仮想通貨に対する注目度はこれからも高まっていくのかもしれない。
PickUpストーリー
☞Bitcoin.com代表取締役が語る「鉛筆から学んだ衝撃的な発見について」
☞OWL Hong Kong独占インタビュー~海外移住という節税方法とは?~
☞過去9年間で200,000,000%上昇、BTCは史上最速で成長している新資産クラスか
☞金融大手の覇権、JPモルガンチェーンに200行以上の銀行が加盟
☞Blockstream創設者が語る「デジタルゴールドが生まれたきっかけについて」