ビットコイン財団創設者、「強気市場と弱気市場は2年周期」

仮想通貨起業家Charlie Shrem(チャーリー・シュレム)氏が、米サンフランシコで開催されたカンファレンスで投資家へ様々なアドバイスをした。

 

長期保有の理由は〇〇?

同氏によると、新規投資家は価格変動に頭を抱えず、時価総額ランキングのトップに君臨するコインへ長期投資をするべきだそうだ。

また、失っても支障がないくらいの資金を使って投資するべきとのこと。

「仮想通貨を学び、楽しむべき。ビットコイン、イーサリアム、ダッシュ、ライトコインなど、良いものが沢山ある。」

さらに、投資期間の考え方に関して、リータンを得るために5年間保有するべきだと同氏は投資家に勧告した。

この理由は、強気市場と弱気市場は通常2年周期で起こるからだそうだ。

ここ一年で急激に増加したアルトコインがBTC市場占有率を脅かすのではないかという主張に対しては、

「1600以上ある仮想通貨はアグレッシブなマーケティングを行なっており、多くの市場参加者を呼び込んでいる。

しかし、ビットコインはこれからも「ダディ(父さん)」的な存在であり続けるだろう。

また、「価値の保存」としてビットコインは使用されるため、BTC取引量は将来的には減少すると考えられる。

それが失敗すれば、すべてが失敗するだろう。」

と同氏は述べた。

また、待望のビットコインETF申請が許可されるのは2019年になると同氏は信じているが、仮想通貨業界はこのチャンスを賢明に利用しなければならないと警告する。

「ETFが開始され、もし何か大きな問題が起きた場合、もう一度ETF申請の許可が下りるのは難しいだろう。私たちには、一度のチャンスしかない。」

という独自の見解を明らかにした。

原典:「‘New Crypto Investors Should Ignore Volatility, Hold for Five Years’: Charlie Shrem

ここまでの内容と考察

仮想通貨業界初期から活躍するShrem氏による新規仮想通貨投資家へのアドバイス。

実は、同氏は闇市場「Silk Road(シルクロード)」のユーザーにビットコインを売却することを陰謀したことで過去に投獄されたことがあります。

逮捕された当時は、ビットコイン取引量の30%を支配していたBitInstant(ビットインスタント)取引所の創設者でした。

そんな仮想通貨業界で波乱を巻き起こしていた同氏のビットコインETFに対する意見は他ではあまり耳にしないものですね。

ビットコインETFは仮想通貨価格に大きな影響を与えると予測されていますが、同氏が指摘するように慎重に行う必要があるのかもしれません。

また、ビットコインETFが存在していない現在でも、仮想通貨の多くは機能しており、さらに著しい速さで開発が進められています。

まだまだ始まったばかりの仮想通貨業界。

長期目線で応援していきたいですね。