クレジット決済で仮想通貨がキャッシュバックされる新たなカードが発行？

イギリスに拠点を置くフィンテック会社Revolt（リボルト）が、買い物をした時に仮想通貨で最大１％のキャッシュバックが行われるRevolt Metalカードの発行を行うと発表した。

Revolt Metalカードでは、仮想通貨でのキャッシュバックだけでなく、手数料無料で600ポンド（約85,000円）までの出金ができるATMサービスなどを提供するとしている。

Revoltは、2015年7月から手数料無料で国際送金や両替を可能としたアプリケーションサービスを開始し、非上場で企業評価額が10億ドル（約1250億円）を超えるユニコーン企業への仲間入りを創立からたった3年で果たした。

複数の銀行口座をアプリ内で持つことができ、世界120カ国の通貨だけでなく、ビットコインやイーサリアムなど5種類の仮想通貨を保有することも可能になっている。

さらに、この5種類の仮想通貨を25種類の法定通貨とも交換でき、海外旅行などでの決済がRevoltだけで解決できるとされている。

CEOのNikolay Storonsky（ニコライ・ストロンスキー）氏は、

「取引手数料無料のプラットフォームを北米やアジアに拡大させ、会社の収益をさらに上げていくために、Revolt Metailカードの発行は重要なステップだ。」

と述べた。

現在のところヨーロッパのみで利用可能としているが、数か月以内にアメリカや日本、カナダ、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドで発売する予定だという。

ここまでの内容と考察

モバイルバンキングアプリを提供しているRevoltが、仮想通貨でのキャッシュバックが可能なカードサービスを展開するという今回のニュース。

Revoltは、すでに250万人の顧客を抱えているとされ、仮想通貨のキャッシュバックサービスによってさらに飛躍を遂げていくでしょう。

また、今年1月にクレジットカード決済大手のVISA（ビザ）が、ビットコインデビットカードのサービスを展開していたWave Crest（ウェイブ・クレスト）との提携を終了して以来、デビットカードにおける仮想通貨の進捗状況は減速感が強まっていました。

しかし、今回の新たなキャッシュバック方式をはじめ、仮想通貨を用いた機能的なカードサービスがリリースされており、今後はカード決済においてもさらに仮想通貨が普及していくのかもしれませんね。

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