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BTC価格が8,000ドルを下回る、下落の理由はクジラの「25,000BTC」か
- 2019/6/4
- 仮想通貨の最新ニュース
約8500ドル付近で取引されていたビットコインの価格が、米ドルに対して約14%下落したことが確認された。今回の急落に関して、「価格調整」や「市場操作」などの声が挙がっている。
ブロック報酬の半減まで一年を切っていることもあり、「強気市場」に入り始めたとも言われているビットコイン市場が、大幅な下落を見せた。
BTC価格が8,200ドルという短期的に重要だと見られていた価格帯を下回る展開となっている中、今回の値動きに関して「価格調整」や「市場操作」が指摘されている。
最高値を先駆けた「健全」な動き!?
直近の値動きにおいて「8,200ドル」は様々なアナリストによって短期的に重要な価格帯だと見られており、例えばツイッター上で人気な仮想通貨アナリスト、ジョッシュ・レイガー氏は次のような見解を示していた。
$BTC: A Tale of Two Trendlines
Two trendlines below, we're either at bottom of trendline or BTC already broke through the prior support
Trendlines are highly subjective but can work as R/S but they are meant to be broken and only last so long
Regardless, $8200 must hold pic.twitter.com/9FTRIY59I9
— Josh Rager 📈 (@Josh_Rager) June 3, 2019
$ BTC:二つのトレンドラインの物語
トレンドラインの底に触れているか、既に以前のサポートを突破した…とにかく8,200ドルを保つことが必要。
しかし、ここ1ヵ月の価格推移と比較すると、ここ2日間のBTC市場の上昇の勢いは劇的に減速しており、また直近ではしばしばトレンドの終わりを意味するロウソク足「十字線」が確認されていた。
その後、BTC価格は急落を見せ、8,200ドルを割り、直近数週間で初めて8,000ドルを下回った。
しかし、(少なくとも過去4年間の市場の値動きを踏まえると)ビットコインの価格は、強気市場開始時の直後に大規模な「価格調整」が見られることが多い。
実際にBTCの歴史が韻を踏むかどうかはわからないものの、これまでの市場で「過去最高値を更新するの前に短期的な引き戻し」があったことを踏まえると、今回の下落は健全な動きだったとも捉えることができる。
今回の急落もクジラが背後か
現市場において今回のような急落は自然な価格推移だという見解がある一方で、一部のアナリストは大量のBTCを保有している大口投資家による「市場操作」の可能性を示唆している。
例えば、Redditユーザーは、ウォレットの動きに注目し、以下のように述べた。
今回の下落は完全に操作されていた。
売られる約20〜30分前に、クジラは25,000BTC(2.15億ドル相当)をコインベース取引所へ移動した。
約1時間後、クジラはコインベースから別のウォレットに14,000BTC(1.12億ドル相当)を移動した。
それから40分後にクジラは11,000BTC(8,800万ドル相当)をコインベースから別のウォレットに移動した。
その15分後、クジラは別のウォレットに1,000万 USDTを移動した。
このようなちょっとした計算だけでも、誰かが25,000BTCを2.15億ドルで捨て、その後直ぐに2億ドルで買い戻したと考えるのは難しくない。そうすることで、クジラは1500万ドルをポケットに入れて、最初と同じ量のBTCを持ち去った。
強気市場の始まりを示唆するような6,400ドルの価格帯を突破した急騰の時も市場操作の声が挙がっていた中、クジラが暴れる直近の市場の動きに注目だ。
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