市場アナリストWilly Woo氏:今回の高騰は「取引所内の動きが主体なゲーム」

市場アナリストWilly Woo氏:今回の高騰は「取引所内の動きが主体なゲーム」

直近のビットコイン市場の急激な価格推移に関して、市場アナリストや人気トレーダーが独自の見解をソーシャルメディア上で共有している。
 
 
ットコインが仮想通貨業界の醍醐味とも言えるムーンショットをこの時期に見せたことを、誰が予想していただろうか。

執筆時点では、ビットコインは7200ドル付近で価格が推移しており、これは今年1月1日時点からの約90%の上昇という驚異的なパフォーマンスを意味する。

出典:Bitcoin Price Index, Historical Chart and Market Cap

直近のビットコイン市場の動きを受け、ソーシャルメディア上の経済学者、トレーダー、そして市場アナリストは様々な考察をしているようだ。

ムーンショットはクジラだけが儲かった「ゲーム」か

ツイッター上で人気の経済学者アレックス・クルーガー氏は、6400ドル付近の価格帯を上抜けしたような今回のBTC価格高騰を受けて、ビットコインが「強気市場の領域にいる」とツイートした。

また、同じくツイッター上で人気の仮想通貨トレーダー「@CryptoCred」も、現BTC市場が強気であることに賛同し、以下のように続けた。

6000ドルの床は主要な抵抗レベルだったが、突破された。 大きな抵抗が失敗すると、市場は強気となる。

そして、「市場はweak hand (握りの悪い手)を振り落とすために後退する」とコメントし、2017年のビットコインの強気市場では、定期的に最高値を更新される前におよそ「30%」の戻しがあったことについて言及した。

しかし、今回の高騰は単なる取引所内の動きが主体な「ゲームだった」と指摘する敏腕アナリストも存在する。

例えば、著名仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏によると、今回の上昇はクジラ(大口)が仕掛けたShort Squeeze (ショートスクイーズ)である可能性があるそうだ。

ショートスクイーズとは、売り待ち(ショートポジション)が多い市場で、盛大に買いを仕掛けること。

意図的に買いを入れることでショートポジションを強制的に損切らせ、売りを「squeezeして (締め上げて)」利益を得ることが狙いだ。

まず、このショートスクイーズの基本について、ウー氏は以下のように説明した。

1)市場の過半数がショートしている場合、彼らが勝つために必要な資金は多すぎる。

2)ショートが清算されるまで、クジラは市場を買い続ける。

3)清算時に、ショートポジションを持っていた売り手は市場価格で買い戻さなければならない。

4)買いの波が連鎖反応を引き起こし、価格は垂直に上昇。

5)要するにクジラの給料日。市場を上げたクジラは、利益を得るために買いポジションを清算。

6)価格は自然なレベルまで下落。

実際にも、Bitfinex取引所ではショートポジションの清算が依然として続いているものの、BitMEX取引所ではショートのバイアスがなくなったという。

また、ビットコインのオンチェーン上の取引量に重要な変化がなかったことを指摘し、今回の上昇は「取引所内のゲームであり、実際に投資家は加わっていないだろう」と考察した。

クリプト冬は終焉を迎えたという歓喜の声が多いものの、ビットコイン市場の次の展開には注目だ。

 
 


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