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Binance、年末年始に分散型取引所(DEX)のβ版公開へ
- 2018/9/30
- 仮想通貨の最新ニュース
世界最大級の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が、かねてより計画していた分散型取引所(DEX)の実現が近い事を示唆した。
同取引所のトップであるジャオ・チャンポン(通称:CZ)氏が、自身のTwitter上で現況を伝えている。
今年中にリリース開始?待望のDEXがついに実現
Just had a productive meeting for #Binance #DEX (decentralized exchange), where $BNB will be native gas, and the exchange don't control user funds. Aiming for a public beta end of the year/early next year. Yes, we work on Saturdays, non stop!
— CZ Binance (@cz_binance) 2018年9月29日
上記の通り、CZ氏は現在開発中のDEXについて詳細を発表し、独自通貨であるBNB(バイナンスコイン)をガス(手数料)として使用する方針を示した。
既にアフリカやヨーロッパを始めとして、世界各地にDEXとは正反対の従来型(中央集権型)取引所を開設し、その勢力を拡大させているBinance。
人気・実績共に世界トップクラスの同取引所が目指すのは、「中央集権型×分散型」の相互補完にあるようだ。
実際、Binanceの担当者は、今回のDEX計画を最初に発表した今年3月時点で既に、
「我々は分散型取引所を構築する事によって、ユーザーが既に慣れ親しんだ操作性を損なわずに、取引の環境を改善できるのではないかと考えている。中央集権型と分散型の取引所は近い将来、相互に補完し合う関係性を築き上げるだろう。」
と、両者の共存を予期するコメントを残している。
直近では、シンガポールで「法定通貨」を直接交換できる取引所のテストを開始するなど、真逆の動きでも注目を集めているBinance。
気になる今回のDEXのβ版公開は、2018年末~2019年始を予定しているとの事だ。
原典:CZ discusses Binance DEX with $BNB operating as gas
ここまでの内容と考察
世界最大規模の仮想通貨取引所Binanceが、開発を進めていた分散型取引所(DEX)の実現はもう間もなくである事を告げた、今回のニュース。
様々な施策が奏功し、実績をあげ続けている同取引所が満を持してリリースする取引所であるだけに、世間からの期待値もうなぎのぼりである事が一目瞭然です。
バイナンスのDEXには期待してみたい。今年のBNB騰落率は下落しているものの、他のコインと比較すれば非常に優秀〜。 pic.twitter.com/h9QTZaf9vY
— ひろぴー@FX・CryptoTrader (@hiropi_fx) 2018年9月30日
Binanceも然り、それ以外にも0x系やIDEXなど、DEXが全体的に少しずつ良いムード。
2年もしたら出来高全然変わるだろうなという期待感が結構感じらえるようになってきた。— Junya Hirano 平野淳也 (@junbhirano) 2018年9月30日
バイナンスCEOが言うなら現実にならない理由を探す方が難しい!ヤベェ〜祭が始まるお(๑•̀ㅂ•́)و✧
— りっきゅんwith暗号通貨 (@Rikkyun666) 2018年9月30日
こうした動きに加え、今流行りの「セキュリティトークン」取引まで手掛けるBinanceは、今後ますますその勢力を増していく事でしょう。
同取引所のこれから、ひいては仮想通貨市場全体の変遷に、より注目していきましょう!