SBIリップルアジアCEO沖田氏、「ひっそりと」決済アプリの内容公開!

日本金融大手SBIホールディングスが、リップル社の分散型台帳技術を搭載した決済アプリ「MoneyTap(マネータップ)」を間もなくリリースする。

「ひっそりと」、ツイッター上で

SBIホールディングスとリップル社の合弁会社「SBIリップルアジア」のCEOである沖田貴史氏が、決済アプリの内容をティザーサイトで公開した。

現段階では、正確なサービス開始日は明らかではないが、アプリは今秋にリリースされ、3つの国内銀行の顧客へ提供される予定だ。

このプロジェクトは、日本の総銀行資産の約80%以上を占める住信SBIネット銀行やスルガ銀行を含めた61機関から成る「銀行コンソーシアム」とその技術的サポートを提供するリップル社の支援を受けている。

今回リリースが予定されている決済アプリは、顧客が電話番号又はQRコードを使用し、1日24時間、週7日の国内取引を行うことを可能にする。

これにより、従来の銀行業務方法によって課せられていた時間的制約を排除できるのではないかと期待されているようだ。

例えば、国内で最も一般的な資金決済ネットワークである「全銀システム」は、午前8時30分から午後3時30分までの国内送金のみ可能であり、銀行およびATM利用における手数料がチャージされる。

これと比べると、同アプリを使用することにより、迅速で安価な国内送金を実現できるのではないかと言われている。

このことに関して、以前沖田氏は、

「銀行コンソーシアムの信頼性、信頼性、リーチと合わせて、送金におけるから摩擦を取り除くことができ、より迅速、安全で、効率的な国内送金サービスを顧客に提供することができる。」

と述べた。

原典:SBI to Roll Out Ripple DLT-Based Payments App on iOS, Android

ここまでの内容と考察

SBIリップルアジアのCEOである沖田氏がティーザーウェブサイトを公開したという、今回のニュース。

決済アプリ「MoneyTap」のリリースが今秋中に予定されていることもあり、ツイッター上でも大きな盛り上がりを見せています。

また、沖田氏は同アプリの日常的な使い道について以下のように呟いています。

スマホの普及やキャッシュレス決済が他の国よりも比較的進んでいない日本における、MoneyTapのような便利な決済アプリサービスは、これらの問題を改善するいいきっかけとなるかもしれませんね。

少しずつ普及が進んでいるように伺える分散型技術。

今後も利便性の高いアプリの登場に期待したいですね。