学術重視にシフト!?ノーベル経済学者2名が仮想通貨業界に本格参入へ

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仮想通貨業界に、ノーベル賞受賞学者2名の参画が決定した。

市場の停滞が見え隠れする同業界に、また新たな風が吹き込む予感が漂い始めている。

課題はセキュリティ面?知見を活かした活躍に期待大

先日、セキュリティ分野においてブロックチェーンの活用を試みる米国のベンチャー企業Cryptic Labs(クリプティック・ラボ)が、新規で2名のノーベル賞経済学者を、同社諮問委員会の顧問として招聘した。

今回白羽の矢が立てられたのは、2007年度のノーベル経済学賞受賞者であるDr. Maskin(マスキン博士)と、2010年度同賞受賞者であるDr, Pissarides(ピサリデス博士)の2人。

両氏は今後これまでの知見を最大限に発揮し、専門のマクロ経済学から見た、ブロックチェーンネットワーク上の各種セキュリティ問題の解決にあたり、適宜アドバイスを行っていく予定だという。

過去にも、ノーベル経済学賞受賞者が仮想通貨業界について持論を展開する一コマは存在したが、今回のような形で自らが業界企業にコミットするといった前例はない。

それだけに、期待と不安が入り混じる声も多く聞こえてくるが、そんな外野の意見を吹き飛ばすかの如く、Cryptic Labs共同設立者であるHumphrey Polanen(ハンフリー・ポーラネン)氏は、

「我々は2人のような権威ある方々を顧問として社に招き入れる事ができ、とても嬉しく思っている。

彼らの知見を活かせば、様々な問題解決にあたれるのではないかと、非常に期待している。」

と、今後について前向きなコメントを寄せている。

原典:Crypto Firm Adds Two Nobel Winning Economists to Advisory Board

ここまでの内容と考察

米国仮想通貨ベンチャー企業に、元ノーベル経済学賞受賞者が参画を開始するという、今回のニュース。

あくまでアドバイザー(顧問)という形ではありますが、仮想通貨業界に権威ある学者がジョインするという事実には、驚きと期待が入り混じる感情を抱かざるをえません。

今回の2人が本格的に箴言するテーマである「セキュリティ」を巡っては、今年は特に「セキュリティトークン」がホットワードとなっているので、こちらも併せてチェックしておきたいところですね。

今後の仮想通貨業界の動向、権威者が同業界に及ぼす影響等について、今後もますます目が離せません!