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仮想通貨取引所Zaif、XEMをコールドウォレットへ移行完了か
- 2018/10/6
- 仮想通貨の最新ニュース
国内最大手の仮想通貨取引所Zaifから仮想通貨が不正流出した問題で、70億円相当の流出通貨のうち半数以上が、3万件超の送金先に分散された事実が発覚した。
今年1月に発生した「コインチェック事件」を上回る複雑さで盗難資金分散の規模が拡大しているとの指摘もある中で、今後の行く末に不安が募る状況が続いている。
第一の再発防止策?XEMをコールドウォレットに移行完了か
先月9月14日に発生した本事件は、その後経営陣が迅速な対応を図ったものの、未だ解決の糸口が見い出せていない。
被害にあった約70億円分の仮想通貨についても、当初9月中に補償を完了させると宣言したものを撤回し、今は具体的な目途すら立っていない状況だ。
仮想通貨の流出事件における現在の状況について
このたび当社にて発生いたしました仮想通貨の流出事件におきまして、
当社対応の進捗状況を公表いたします。https://t.co/36BFMF52KY— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年10月1日
新規ユーザー登録も取りやめ、実質的に取引所としての機能をほぼ果たせていないZaif。
そんな同取引所はこの度、復旧に向けた第一歩として、取扱い銘柄であるXEM(ネム)のウォレット移動を完全に遂行したとの情報が入ってきている。
これはつまり、通貨の流動性が高いが安全性の低い従来の「ホットウォレット」から、より安全性の高い「コールドウォレット」に移管したという話だ。
あくまで一部の銘柄にすぎない事は事実だが、それでも二次被害を予防する意味合いで行ったアクションであるとすれば、整合性が取れる行為であるともいえる。
【弊社保有のXEMの資金移動に関するご案内】
本日15時より、弊社が保有しているXEMにつきまして、お客様預かり資産保護対策の一環として、保管用コールドウォレットへの資金移動を行います。詳細は、弊社ブログをご覧ください。https://t.co/yrGNfcNplB— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年10月5日
不安が拭いきれない相場の状況が継続する中で、果たしてZaifは今後どのような対応を取り、失った信頼の回復に努めていくのであろうか。
混乱極める仮想通貨市場における同取引所の一挙一動に、世間の注目が集まる。
原典:【完了しました】弊社保有のXEMの資金移動に関するご案内
ここまでの内容と考察
70億円規模の大ハッキング事件を引き起こし、その被害対応に追われる仮想通貨取引所Zaifが、その第一ステップとして保有するXEMを全てコールドウォレットに移行したという、今回のニュース。
再発防止に努めるという点では評価に値する話ですが、それでもやはりユーザーが求めるのは「今」の時点で失われた通貨の補償ですよね。
zaifにはお世話になったけど、もうダメだなこれ
— rythmatter (@rythmatter) 2018年10月6日
2月の時点でZaifおかしかったんだから、疑えばよかったのに…
— おれおれ!ペンチだよ!【チームペンチ】 (@plier5percent) 2018年10月6日
そういやzaifでビットコインを積み立ててるんだった・・・。戻って来るんだろうか。
— くりぷと@₿lockchain (@CryptoBloger) 2018年10月6日
事実、Twitter上でもZaifに対する不信感を露わにする声が多数寄せられています。
こうした現状を踏まえ、今後同取引所はどのようなアプローチで再起を図るのでしょうか。
Zaifのこれから、ひいては仮想通貨市場全体の動向から、目が離せません!