Twitterが仮想通貨に関する詐欺やスキャムを厳しく取り締まる

Twitterが仮想通貨に関する詐欺やスキャムを厳しく取り締まる

Twitter(ツイッター)のCEO、Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は、ソーシャルメディア上で急増している、「Crypto Twitter(仮想通貨ツイッター)」詐欺を取り締まると断言した。

過去数ヶ月にわたり、詐欺師がフォロワー数の多い有名人になりすましてユーザーのコインを盗む詐欺が増加している。

下記の画像のような典型的なツイッター詐欺は以下のような手順で行われている。

まず、詐欺師がLitecoin(ライトコイン)の創立者Charlie Lee(チャーリー・リー)のアカウントを模倣したアカウントを作成する。

Twitter上での名前が実際のLee氏のアカウント名と1文字異なる偽アカウントを作成した後、Litecoinのプレゼントをするとツイートする。その際に、まずユーザに詐欺師のアドレスへ少額のLitecoin送金を促す。

また、いくつか他多数の偽のアカウントを作成し、偽のLee氏から、無料でLitecoinを受け取ったとツイートして、詐欺の投稿にリツイートし、あたかも偽のLee氏のツイートが本物のようなに見せかける。

Twitter fake account

引用:「Twitter

しかし、現在の段階では当社のシステムで、偽アカウントを確認するのは難しく、少なくともフォロワーに実際のアカウントと偽のアカウントを区別するような別の方法を教える必要がある。

Dorsey氏によると、Twitterは、

「現在対応に努めている」

とのこと。

また、Twitterは少しずつ詐欺師の方法にスパム対策アルゴリズムを適応させ始めている。例えば、Lee氏の偽装者の場合のような、偽アカウントの多くは、アカウントがWalletアドレスにリンクしているという事実を隠すために、短縮URLを使っている。

Twitterはこれを検知済み。

しかし、仮想通貨詐欺に対するTwitterの取り組みにおいて、Twitterは誤っていくつかの公式アカウントを摘発している。例えば、一日の仮想通貨取引量で、世界9番目に大きいKraken(クラーケン)の、顧客サポートアカウントが一時的に禁止された。

ツイッター詐欺師とTwitterの攻防が今後も予測される。

原典:Twitter CEO Promises to Crack Down on Cryptocurrency Scams

ここまでの内容と考察

Twitterを使った仮想通貨詐欺が横行しています。

このようの詐欺や「cryptojacking(クリプトジャッキング)」のような詐欺は日本でも増加傾向。

クリプトジャッキングとは、coinhive(コインハイブ)が提供するコードを使用してMoneroをマイニングをするウェブサイトで強制的に主にアンドロイドユーザーのデバイスを乗っ取り、そのウェブサイトにリディレクトさせるというもの。

自分のパソコンが勝手にマイニングに使われるなんてことも、今後は十分に考えられます。

今後も仮想通貨に関する犯罪に注意をしたいですね。