イーサリアム(ETH)価格下落、再び「200ドル」を下回るか

イーサリアムの価格が再び200ドル(約2.2万円)を下回った。
ETH価格11%ダウン、他アルトコインも

先週一時的に175ドル(約1.9万円)を下回ったETH価格だが、週末には再び225ドル(約2.5万円)にまで回復。

その後、今週月曜日午後の時点で200ドルのラインを保ったことが確認されたため、先週の下落は一時的であり、ETH相場はやや上昇軌道に乗っていると見られていた。

しかし、同日にETH価格は11%下落し、時価総額が20憶ドル(約2200億円)強にまで縮小。

この急落により、ETH価格は再び200ドル(約2.2万円)を下回ることとなった。

イーサリアムが下落方向へ推移する中、同仮想通貨だけが値崩れしているわけではない。  

CARDANO、IOTA、TRON、NEOなどのアルトコイン価格は8%、また時価総額ランキング第5位のEOSも11%程下落した。

一方、仮想通貨時価総額ランキングの王者として君臨するビットコインはわずか4%の下落でおさまり、BTC市場占有率は56.4%となった。

原典:Newsflash: Ethereum Price Drops Below $200 in Double-Digit Rout

ここまでの内容と考察

イーサリアム価格が11%以上下落し、再び「200ドル」を下回るという、今回のニュース。

ICOプロジェクトがイーサリアムを売却しているという噂や、ステラ技術アドバイザーであるJeremy Rubin(ジャーミー・ルービン)氏が「ETH価格はゼロになる」などと発言するなど、最近ではETH価格の上昇につながるような好材料は少ないかもしれません

ちなみにですが、イーサリアムが実際に分散型プラットフォームとして稼働するには最低でも来年一杯はかかるとのこと。

加えて、イーサリアムの「拡張性の問題」の解決策と言われている「Sharding(シャーディング)」や「Plasm(プラズマ)」が完成するまでには、後2-5年程かかると言われています。

このようなロードマップを見ると、イーサリアムにはまだまだ大きな課題が残されていることがわかります。

しかし、イーサリアムの開発が着々と進められていることは事実。

分散型プラットフォームの開発に焦点を置くことで、イーサリアム価格下落に対して、肩を落とす人ばかりではないようです

今後もイーサリアムが大衆向けの分散型プラットフォーム「イーサリアム2.0」へ成長していく「過程」に注目していきたいですね。