イーサリアム創設者、「企業用ブロックチェーンは時間の無駄」

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IBMやマイクロソフトを始めとする多くの大企業がブロックチェーンの採用に乗り出している中、その取り組み自体を痛烈に批判する人物がいる。

イーサリアム共同創設者であるVitalik Buterin (ビタリック・ブテリン)氏が、Quartz(クアーツ)のインタビューで、IBMのブロックチェーンは「的外れ」だと発言した。

ブテリン氏、企業用ブロックチェーンは意味ない!?

「企業を対象にしたブロックチェーンはたくさんある。(仮想通貨メディア)CoinDeskでIBMブロックチェーンについての記事を読んだ。深く理解しているわけではないが、特に目についた詳細は、IBMが全ての知的財産を所有しており、そのプラットフォームを他の企業が使えと言っていること。(このようなブロックチェーンの利用は)的外れだ。」

上述のように語ったのは、スイス名門大学から名誉博士号を授与されるほど当業界における功績が認められている、ブテリン氏。

同氏によると、ブロックチェーンに関する取り組み自体には価値はあるが、それを実施している企業が的を得たプロジェクトを遂行しているかは「明確でない」そうだ。

それというのも、多くの人が企業用ブロックチェーン使うなどして誤って同技術をビジネスに統合しており、「時間を浪費している」という。

一方、「世界のコンピュータ」とも称されながらも、拡張性問題に関する厳しい批判を受けているイーサリアムに関して、

「誰でもそれを基盤に構築や実行できる共有コンピューティング環境は、依然として非常に正当で重要だ。」

と、その将来性に前向きな発言をした。

また、ブロックチェーンの効果的なユースケースについての質問に対し、同氏は仮想通貨と決済システムが主要アプリになると語り、同技術に最も適したものは「純粋にデジタル」なものになるだろうと述べた。

ブロックチェーンの使い道に関してNEO創設者も同様な見解を述べている中、今後ブロックチェーンはどのように普及していくのだろうか。

原典:Vitalik Buterin: Blockchain Utilities To Be More “Purely Digital”

ここまでの内容と考察

イーサリアム 創設者が企業用ブロックチェーンを批判したという、今回のニュース。

以前から業界人と大企業の間で様々な議論が繰り広げられているトピックですね。

例えば、最近発表されたアマゾンのブロックチェーンサービスに関しても、皮肉を交えた以下のようなコメントが述べられています。

「Amazon AWSが、ブロックチェーン製品として「信頼できる中央集権型企業を持つ、完全に管理されたブロックチェーン」を発表した。完全に的を外しておめでとう」

企業用ブロックチェーンに対するほとんどの批判は、企業がブロックチェーンを単純に「データベース」としか捉えておらず、「分散化」の意味合い的にもデータをネットワーク上で分散して保存するとしか考えていない、というもの多いです。

(もちろんそのようなブロックチェーンでも、ほとんどのユースケースにおいて問題ないかもしれませんが…)

実際に何なのでしょうか、「分散化」って。

どのような分散化が、どの程度、どのような目的で必要なのでしょうか。

分散化という言葉がバズワードになっている中、それの意味合いについて詳しく考えていきたいところですね。

今後も業界人の発言や業界の変化に注目していきましょう!

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