英高等法院判事、ヴィア―氏に対する自称サトシの名誉毀損訴訟を棄却へ


英イングランドとウェールズの高等裁判所が、nChainチーフサイエンティストのクレイグ・ライト氏がBitcoin.com代表取締役ロジャー・ヴィア―氏に対して提起した名誉毀損の訴訟を先月末に棄却していたことが明らかになった


 
 
 
 
国の判事もビットコインが世界的な現象であることを認知しているようだ。

オーストラリア出身コンピューターサイエンティストのクレイグ・ライト氏が本日(8月1日)で誕生2周年を迎えるBCHの後押しをする起業家ロジャー・ヴィア―氏に対して提起していた名誉毀損訴訟が、英高等法院によって今週の初めに棄却されていたことが明らかになった。
 
 
英高等法院判事、「客観的な証拠はない」
 
ソーシャルメディア上で公開したコンテンツでビットコイン考案者「サトシ・ナカモト」であることを主張するライト氏を「詐欺師で嘘つき」と非難したヴィア―氏に対して、ライト氏は訴訟を起こしていた。
 

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英高等法院の判事マシュー・ニクリン氏によると、イングランドとウェールズはライト氏の「訴訟を審理し、判断する管轄権を有しない」という。

 

抗議されているほとんどの重要な出版物は、米国(が対象)であることを証拠を明確に示している。世界的な出版物において、イングランドとウェールズは約7%に過ぎないのが一般的な根拠だ。

 
また、今回の出版物の「トピック」であるビットコインは「世界的な関心があるもの」であり、イングランドとウェールズにおいてライト氏の評判が損なわれたという「客観的な証拠はない」とニクリン氏は判断したようだ。
 

出版物は間違いなく原告(ライト氏)をターゲットにしているが、話題であるビットコインは世界的に関心があるものだ。実際には、被告(ヴィア―氏)は世界のビットコインコミュニティに対して発言し、英国の限られた区域だけではない。原告は2015年から英国に居住しているが、ターゲティングの問題とはほとんど関係がないことは事実である。

 
 
ライト氏、法令遵守をアピールか
 
ライト氏は先月30日に公開したブログで、イーサリアム創設者ビタリック・ブテリン氏、バイナンス取引所CEOチャンペン・ジャオ氏および前述のヴィア―氏を含める一部の業界人は「疑わしい活動から注意を逸らすために」同氏を攻撃すると主張した。
 

私の理想に反対する人々によって、私は詐欺や犯罪者として描かれている。私の理想は、取引を記録して詐欺を困難にする不変の証拠チェーンを提供することだ。その一方で、無秩序と犯罪を促進する人々がいる…ビットコインが反政府で反銀行である、とサトシとしての投稿で一度も言ったことはない。キャッシュと銀行業務は別物だ。

 
また、ライト氏は「司法制度と法律の範囲内で機能する制度」を求めていることを強調し、「規制枠組み内で活動する」ことが理由で法律違反を促進する人々から「偽者」と呼ばれると述べた。

米国地方裁判所へ偽造文書を証拠として提出していることも報じられているライト氏だが、仮想通貨業界で波紋を広げる同氏の今後の動向に注目だ。
 
 


 
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