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金融大手ハック、米キャピタル・ワンが個人情報「1億件」を流出か
- 2019/7/30
- 仮想通貨の最新ニュース
米金融大手Capital Oneが、ハッカーからのデータ侵害によって米国人・カナダ人ユーザーの信用スコアや支払い履歴を含める個人情報を1億件以上漏洩していたことを明かした。
サイバーセキュリティの脆弱性を突かれているのは、どうやら仮想通貨新興企業だけではないようだ。
米国で5番目の規模を誇るクレジットカード企業Capital Oneが、顧客情報を漏洩していたことを明かした。
尚、同社が管理する顧客データへのアクセスに成功したハッカーは、今月29日に逮捕されたという。
金融大手ハック、犯人は「分散型システム」好き?
Capital Oneによると、米国人ユーザー(約1億人)およびカナダ人ユーザー(600万人)の個人情報と信用スコアや支払い履歴を含める金融データが、犯人によって不正にアクセスされていたという。
Capital Oneのサーバーに侵入したペイジ・トムソン氏は、司法省の告示によると米シアトルを拠点とする元ソフトウェアエンジニアで、「分散システム、プログラミング、ハッキング、クラッキングに感謝する」人々が集まるイベントの主催者だったようだ。
起訴状によると、トムソン氏はCapital Oneのサーバーへの不正アクセスについてGitHubへ投稿していたという。
その投稿記事を閲覧したGitHubユーザーが7月17日にCapital Oneへデータ盗難の可能性について警告し、Capital Oneは19日にデータ侵害を確認した。
同社からの連絡を受けたFBIはトムソン氏のMeetupでの活動に注目し、それを利用することで同氏の他のオンライン活動を追跡することに成功。
同氏によってソーシャルメディア上で共有された不正アクセスに関する投稿に辿り着いたそうだ。
最終的には、ソーシャルメディア上に掲載された同氏のペットの世話をする獣医師からの請求書の写真によって身元が特定されたという。
従来の金融機関のセキュリティの脆弱性だけではなく、既存インターネットのプライバシーに関する問題も顕著となった今回の一件だが、ブロックチェーンの普及によってこのような大規模な情報漏洩が防げるようになるだろうか。
既存ITシステムのセキュリティ向上において米ペンタゴンも注目する同技術のこれからの活躍に注目だ。
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